歌手のピーノ・ダニエレさんが死去イタリアのメディアによると、
イタリア人大物歌手、ピーノ・ダニエレさんが
2015年1月5日、心臓発作のため、ローマの病院で亡くなったとのことです。
ダニエレさんは、ナポリ出身の歌手で、59歳。
長らく、ナポリの音楽界のシンボルとして、活躍していました。
4日夜、夕食後に異変を訴え、搬送先のローマの病院で亡くなったとのことです。
ダニエレさんの突然の死に、
イタリア音楽界はショックを隠せません。
世界的に活躍する歌手のエロス・ラマツォッティさんやラウラ・パウジーニさんらが
いち早く、SNS上で、哀悼の意を示しています。
ただ、イタリアのメディアでは、
ダニエレさんの搬送方法に問題があったのではないかとの声も上がっています。
『コリエレ・デラ・セーラ』紙によると、
ダニエレさんは、トスカーナ州のマレンマ地方にある自宅におり、
夕食後、体調の異変を訴え、21時10分頃、地元マレンマの救急車に搬送を要請していました。
ところが、その10分後、救急隊員が住所の詳細の確認のため、ダニエレさん宅に連絡すると、
搬送の必要はなくなったと、断られたそうです。
救急車には、AEDが備え付けてあったほか、医者も同乗していたとのことで、
搬送を断ったがために、処置の遅れも指摘されています。
ダニエレさんは、30年ほど前から心臓病を患っていたため、
主治医のいるローマのサンテウジェニオ病院への搬送を希望したそうで、
ダニエレさんの運転手の車で、100km以上離れたローマへ向かったそうですが、
22時30分頃、病院に到着したときには、既に、絶望的な状態だったとのことです。
まだまだ活躍が期待されただけに、ダニエレさんの死は、非常に残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
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