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インフェルノのフィレンツェ街歩き 第一回

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インフェルノのフィレンツェ街歩き 第一回

インフェルノのフィレンツェ街歩き 第一回




ダン・ブラウンの小説、『インフェルノ』で主人公のラングドン教授らが通ったルートをぶら歩きしながら、フィレンツェ市内の観光名所をご紹介します。

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今回は、小説の冒頭で、影と呼ばれる男が進んだルートをたどってみましょう。

アルノ川→カステッラーニ通り→ウッフィツィ美術館→ヴェッキオ宮殿→サン・フィレンツェ広場→バルジェッロ国立博物館→バディア・フィオレンティーナ教会



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男は、まず、フィレンツェ中心部を流れるアルノ川沿いに現れます。

アルノ川北岸、ウッフィッツィ美術館の裏手のジューディチ広場からカステッラーニ通りを北へ向かいます。


カステッラーニ宮殿(ガリレオ博物館)
(C)Museo GalileoWikipedia 『Museo Galileo, Florence』

広場の左手に面しているのは、カステッラーニ宮殿

正面にあるオベリスクのような日時計が目印になります。

宮殿の起源は11世紀まで遡り、ダンテの時代には、アルタフロンテ城として知られていました。

現在、カステッラーニ宮は、ガリレオ博物館(前:科学史研究所兼博物館)の施設として使用されています。

ここでは、17世紀の科学者ガリレオ・ガリレイにまつわる品を数多く展示しており、

ガリレオ自身が作製した望遠鏡やガリレオ本人の遺骨(人差し指、親指、中指、歯)が納められていることでも有名です。


シューステルマンスによるガリレオ・ガリレイの肖像画

他にも、科学史関連の所蔵品は非常に豊富で、

中でも、16世紀の木製巨大天球儀や18世紀のロレーヌ家所蔵の科学教材など、歴史的にも美術的にも価値の高い作品を観覧できます。

ウッフィッツィ美術館が休館する月曜日には、

行き場を失った観光客がすぐ裏手にあるこの博物館を訪れることが多いようです。


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さて、カステッラーニ通りを北へと進むと、ガリレオ博物館に隣接するウッフィツィ美術館の裏側が見えます。


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ここがちょうどウッフィッツィ美術館の出口にあたります。

開館中は、ぞろぞろと流れ出てくる観光客を目にすることでしょう。

 

さらに通りを進むと、レオーニ通りへと通りの名称が変わります。

左手にあるのは、現在はフィレンツェ市庁舎として機能するヴェッキオ宮殿です。

先へと進むと、サン・フィレンツェ広場という小さな広場に出ます。


サン・フィレンツェ広場から見たドゥオーモのクーポラ、バディア・フィオレンティーナの尖塔、バルジェッロの塔

この広場は、日中、古本や土産物を売る露店でにぎわっているほか、

右手には、フィレンツェでは数少ないバロック建築として有名なサン・フィレンツェ教会群が荘厳としてそびえます。


サン・フィレンツェ教会 (C)sailko Wikipedia 『Complesso di san firenze 33』

2012年までは建物の一部が裁判所として使用されていたため、警察やカラビニエリ(軍警察)が配備され重々しい雰囲気を醸し出していました。

現在はフィレンツェ市の管轄となり改修工事が進んでいますが、一部は既にイベントなどの多目的スペースとして貸し出されています。

このサン・フィレンツェ教会群は、もともと、オラトリオ会修道士らによって創始者フィリッポ・ネーリを祀るために建築されたもので、

教会、修道院、礼拝堂で構成されています。

建築当初は、バロックの画家、建築家として有名なピエトロ・ダ・コルトーナに建築計画を依頼したものの、

予算があまりにも莫大過ぎたために、別の建築家に依頼することになったという逸話もあります。


さて、さらに足を進めると、通りは再び名前を変え、プロコンソロ通りへと入ります。


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その右手にあるのがバルジェッロ国立博物館


バルジェッロ国立博物館 (C)Kandi, Wikipedia 『Bargello 1』

一見するとヴェッキオ宮殿にも似た様式で、57メートルのヴォロニャーナ塔がこの建物のシンボルにもなっています。

建物の基礎となるプロコンソロ通り側の着工は1255年、フィレンツェ共和制の時代までさかのぼると言われています。

博物館の内部には、ガイドブックなどで知られている通り、ミケランジェロやドナテッロ、デッラ・ロッビアといったフィレンツェ美術
の黄金期を代表する彫刻家たちの作品が並びます。

 

また、13~14世紀にかけて建造された中庭は、3面が柱廊で囲まれ、残りの1面を2階のバルコニーへとつながる階段が占めており、見るものを飽きさせない美しい造りになっています。


バルジェッロの中庭(19世紀末頃)

ここでは、コンサートなどのイベントがたびたび開かれるため、ヴェッキオ宮殿やボーボリ庭園からここに移設された彫像の並ぶ中世の幻想的な雰囲気を楽しみに数多くのフィレンツェ市民や観光客が訪れます。


バルジェッロ国立博物館の向かいが、ルートの最終目的地、バディア・フィオレンティーナ教会になります。


バディア・フィオレンティーナ教会 (C)Sailko,Wikipedia『Badia Fiorentina ingresso』

1階部分に何軒かお店が入居しているため、教会への入口は非常に見逃しやすいですが、ギベルティ通りとの交差点の辺りにあります。

バディア・フィオレンティーナ教会の起源は10世紀にまで遡ると言われていますが、

13世紀後半に、建築家アルノルフォ・ディ・カンビオの手によって、教会はゴシック建築へと全面改装されています。

その当時、この教会を訪れていたのが小説でも何度か引用されている『神曲』の導き手、ベアトリーチェ・ポルティナーリ。



ダンテ自身の『新生(Vita Nuova)』によれば、ダンテは、ここで行われたミサで初めてベアトリーチェに出会ったとされています。



残念ながら17世紀に再び教会内部の改装が行われたため、ダンテの時代の面影はほとんど残されていないようです。、

一方、14世紀当時から変わらず佇むのは、教会の六角形の尖塔。

小説『インフェルノ』では、この尖塔から、影の男が追っ手から逃れるために飛び降ります。

こちらの写真はwikipediaからの引用ですが、アルノ川対岸の丘にあるサン・ミニアート・アル・モンテ教会を背景にそびえる尖塔は壮観です。


(C)Sailko,Wikipedia 『Badia fiorentina view』


ご一読ありがとうございます。それでは、次回をお楽しみに。

 



【出発地点への行き方】

出発地点へは、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅近くのパンザーニ通りバス停(Stazione Via Panzani:スタツィオネ・ヴィア・パンザーニ)からATAF社のC1Diaz行きのミニバスで10分ほど、ウッフィッツィ美術館のバス停(Galleria degli Uffizi:ガッレリア・デリ・ウッフィッツィ)で降ります。バス停からは、バスの進行方向へ約130メートル歩くとアルノ川沿いのジューディチ広場(Piazza dei giudici:ピアッツァ・デイ・ジューディチ)へ到着します。



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【この記事で扱った施設(住所、開館時間、入場料の順)】


・ガリレオ博物館(Museo Galileo)Piazza de' Giudici 1, 9:30-18:00(火のみ9:30-13:00),9ユーロ
・ウッフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi) Piazzale degli Uffizi 1, 8:15-18:50(月は休館日),11ユーロ(特別展のない場合6.5ユーロ)
・ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio) Piazza Signoria, 4月~9月は9:00-24:00(木のみ9:00-14:00)10月~3月は9:00-19:00(木のみ
9:00-14:00),10ユーロ
・サン・フィレンツェ教会(Chiesa San Firenze) Piazza di San Firenze
・バルジェッロ国立博物館(Museo Nazionale del Bargello)Via del Proconsolo 4, 8:15~16:50(第1,3,5日曜日、第2,4月曜日を除く),4ユーロ(特別展開催時は7ユーロ)

・バディア・フィオレンティーナ教会(Badia Fiorentina)Via del Proconsolo, 月曜日の15:00~18:00, 3ユーロ

*上記記載以外にも祝祭日は休館の場合があります。また、記載事項が変更される場合もありますので、念のためご自身でお確かめください。


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