エミリアロマーニャ(モデナ)地震、6月1日までに明らかになった被害。 死者 17人 (そのうち11人が工場の労働者)
負傷者 350人
避難者 14000人
被害総額 50億ユーロ(5000億円)
国立地球物理・火山学研究所によると、5月31日夜には、23回の余震を観測。
いずれも、マグニチュード3以下。
震源は、モデナ北部のカヴェッツォ、メドッラ、ミランドラ、サン・フェリーチェ・パナロ付近。
依然として多くの人々が地震の恐怖から、避難所や車内で眠れぬ夜を過ごしている。
危険性はないと判断された家屋に住む住民も、多くが倒壊の恐怖から屋外で過ごしているという。
カヴェッツォ、20日と29日の地震後の比較写真(現地紙『ガッゼッタ・ディ・モデナ』)空き巣被害現地では、空き巣被害が続出。
市民保護局の人間を装ったニセ電話で、「大地震が起こる危険性があるため避難するように」と呼びかけ、空になった家に泥棒が侵入するという。また、このニセ電話が住民のパニックの引き金にもなっている。
↑災害につけこんだ許しがたい行為です
。
建物の調査モデナ、ボローニャ、フェラーラ県の200の学校が倒壊の危険があり、補強工事が必要とされている。
また、エミリア・ロマーニャ州による家屋の調査もはじまったという。
無人の街モデナ北部のカヴェッツォ、ミランドラ、サン・フェリーチェ、コンコルディア、カルピ、メドッラでは、人通りが少なく、店のシャッターは下りたままで、無人の街のようだと言う。
開いているスーパーマーケットは少数で、住民の買い物にも支障が出ている模様。
以上『ガッゼッタ・ディ・モデナ』より
地域のシンボルが失われた『国営放送RAI』のインタビューに答えた地元の女性は、
「多くの塔、鐘楼が倒壊し、慣れ親しんだ景観がすっかり変わってしまった。残ったのは人だけ」
とコメントしている。
↑街の再建、復興を応援しています。
震災から3年経った今でも、旧市街の大部分が放置されたラクイラのようにならないことを願っています。
コンコルディアの一部倒壊した鐘楼の写真(現地紙『ガッゼッタ・ディ・モデナ』)倒壊した工場の捜査多くの命が失われた複数の工場の倒壊は耐震基準を守っていなかったものとして、すでに、業務上過失致死の疑いで捜査が始まっている模様。
イタリア、エミリア・ロマーニャ地震への寄付・募金イタリア赤十字 エミリア・ロマーニャ州地震募金 イタリア赤十字が地震被害の募金活動をネットで行っています。
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詳しくは:
[イタリア エミリア・ロマーニャ(モデナ)地震の募金、寄付方法]イタリア国内からは、
45500へSMSを送信することで、市民保護局(プロテツィオーネ・チヴィーレ)を通じて、2ユーロの寄付ができます。
エミリア・ロマーニャ州の銀行口座に送金する場合は、
銀行名 Unicredit Banca Spa Agenzia Bologna Indipendenza - Bologna
名義 Regione Emilia-Romagna
口座番号 IBAN IT – 42 - I - 02008 - 02450 - 000003010203
「Contributo per il terremoto 2012 in Emilia-Romagna」と明記
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