コストナー ドーピング問題についてインタビュー
今年1月に元恋人のドーピング問題で
イタリアのアンチドーピング裁判所から、
資格停止処分を受けたカロリーナ・コストナー選手。
現在はどうしているのでしょうか。
『
ガゼッタデロスポルト』紙によれば、
資格停止の処分を不服として、
ローザンヌの
スポーツ仲裁裁判所に申し立てをしており、
今月半ばにも判決が下る見込みとのこと。
先月には、所属する刑務警察の研修所がある
パルマのチェルトーザ教会を訪れた際、
『ガゼッタ』紙のインタビューに答えています。
「イタリアオリンピック委員会をリスペクトするし、
自分の責任を取る覚悟はあるけど、
1年4カ月の停止処分が果たして適当なのか。
個人的な見解でもない、
公開された判決文に、
私はアレックス(・シュヴァーツァー)のドーピングを知らず、
故意性はなかった、と書かれています。
私は彼を信じていたし、愛していた。
だから、彼が私を利用していたなんて考えられませんでした。
彼があんな事をしていたなんて、想像もつきませんでした。
私のドーピングに対する考えをよく知っていたはずなのに。
素晴らしい演技力だったわ。
私が彼に手助けをしたと言うけど、
どう手助けしたというの?
彼がやっていた事を私は知らなかったのだから。
それに、私が、自分の携帯で、
アンチドーピング委員と(連絡の取れない)アレックスの間の連絡を取り持ったんです。
これに関しては、
検査の回避ではなく、一時的連絡がつかなかった事が責められるべき対象よ。
(EPOが冷蔵庫に保管されていたことについて)
どの家にも薬は置いてあるものよ。
アスリートはマグネシウムやビタミンC、
ママはポラーゼ(マグネシウム、カリウムの補給剤)が欠かせないわ。
一箱余分にあったとしても、気づかないわ。
私は嫉妬しないタイプだから、
彼の携帯電話をのぞいたりなんてしないしね。
信頼関係があるのなら。
それに私とアレックスは、お互い競技生活をしているから、
一緒に生活する期間はめったになかったんです。
彼は私の家にスーツケースを置いたままにすることはなかったから、
隠れて(ドーピングを)していたんでしょう。
そうでもしないと、男としてアスリートとして、私からの信頼を失うと思っていたのね。
(ドーピングをしていたシュヴァーツァー自身より長い停止処分について)
とてもつらいし、すごく孤独に感じます。
受け入れられない事ね。
物を盗んだわけでもないし、犯罪者でもない。
それに、考えるのも言うのもつらいけど、
皆、二度目のチャンスが与えられるべきだと私は思います。
(アレックスについては)
私が彼を裁くことはないけど、
過去から学んで、何か機会があるごとに
きちんと責任を持って行動してほしいわ。」
ドーピングをした本人よりも処分の期間が長くなってしまうのは不可思議ですね。
スポーツ仲裁裁判所では、適切な判断が下されますように。
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