イタリアのクリスマス飾り プレゼピオ
クリスマスが近づくと、イタリア各地の教会には、
プレゼピオ(プレゼーペ)と呼ばれるキリスト降誕の場面を再現したジオラマが展示されます。
ローマにあるヴァチカン市国のサンピエトロ寺院の広場にも、
巨大なプレゼピオが毎年飾られ、多くの信者や観光客が見学に訪れます。
また、イタリア各地には、
プレゼーペ・ヴィーヴォと言って、
人形ではなく、人間がプレゼピオを演じる大規模な物もあります。
一般的に、プレゼピオは、家庭内でも飾られる事が多く、
日本で言えば、シルバニアファミリーくらいのサイズのお人形で、
キリスト降誕の場面を再現します。
馬小屋を背景に、生まれたばかりの乳飲み子イエス・キリスト、聖母マリアとヨセフだけのシンプルなものや
東方三博士や羊飼いも登場するものまでさまざまです。
毎年、少しずつ人形を増やしていき、年を追うごとに本格的なプレゼピオが完成していく家庭も多いようです。
乳飲み子イエスと聖母マリア、ヨセフ
聖家族に加え、東方三博士や町の人々なども登場
人形は単体でも販売されています。
馬小屋の牛
東方三博士
聖母マリアとヨセフ
乳飲み子イエス
関連記事[パネットーネの季節がやってきた おすすめパネットーネ、パンドーロ] [イタリアのクリスマスマーケット(メルカティーノ・ディ・ナターレ)][ポルチェッリーノの噴水に賽銭泥棒 フィレンツェ]