ACミランxナポリ 1-2 9/22
ACミランのホーム、サン・シーロで行われたACミランxナポリ。
ナポリが2-1でミランを下し、ミランのホームでは1986年以来の勝利を挙げています。
前半6分、ナポリがコーナーキックからブリトスのヘッドで先制。
後半に入り、53分、今度はイグアインが約25メートルの位置から、低い弾道の強烈なシュートを決め、
ナポリが追加点を上げます。
対するミランは、60分、エリア内で、バロテッリが倒され、PKを得ます。
バロテッリ自身がPKを蹴りますが、これをナポリのGKレイナが好セーブ。
バロテッリは、セリエAにおいて、
22度目のPKで初めての失敗となりました。
その後、ロスタイムに、バロテッリは、エリア外から、カーブをかけたシュートを
ゴール右隅に決め、ミランが1点差にせまります。
ですが、試合は、そのまま1-2で終了。
試合終了直後に、怒り狂うバロテッリが審判に詰め寄り、
2枚目のイエローを受け、退場処分を受けています。
ACミランは、ボネーラ、デ・シッリョ、シルヴェストレ、モントリーヴォ、カカ、エル・シャラウィ、パッツィーニと、
8選手が怪我で戦列を離れており、敗戦につながったのでしょうか。
ACミランの
マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、『スカイスポーツ』のインタビューでこのように語っています。
「マリオ(バロテッリ)とは、話していない。
2枚目のイエローをもらい、退場したと聞いた。
彼は、特に後半に入り、良いプレーをした後に、
3、4回、そのうち2回は後ろからのひどいファールを受けていた。
今夜は、技術面では、良いパフォーマンスが出来ていた。
最初の10分が良くなかった。守備の意識が足りなかった。
技術的には、今季、一番良いプレーができていたと思う。
今夜は、こうなるべきだったんだろう。
(先週の)トリノでは、選手たちの頑張りに加え、幸運もあり、追いつくことができた。
今夜は、選手たちは頑張ってくれたが、運がなかった。
(バロテッリについて)試合が終わったら、黙っているべきだ。
さもないと、被るのは損害だけだ。
私は、ヒステリックな攻撃には反対だよ。
良いプレーをして、ピッチでは理性を保つことに賛成だね。
それから、審判が試合を終わらせてから、 混乱を招くなんて、無駄なことだ。
間違っていようがなかろうが、何も覆すことはできないからね。
素晴らしいチームなのだから、これについては、改善していくべきだ。
4試合で勝ち点4だが、上位を狙うチャンスは十分にある。
これから、(怪我の)ほとんどの選手が復帰し、 よりよいプレーができるだろう。
ヒステリックな攻撃は、何のためにもならないと考えている。
(勝ち点4しか獲得していないことについて)心配は全くしていない。
今夜は、技術面については、何も注意することはない。
守備の方法を間違え、良くなかった最初の10分間を除けば、
チームは機能し、よいプレーができていた。
それから、試合なんて、ワンシーンで決まるものだ。
PKを決めて、試合をスタートに戻せば、追いつくこともできる。
そうはいかなかった。
今夜は、FKといい、PKといい、やるべきすべてのミスをコレクションしたような日だった。
取り戻す時間はある。
これから、2試合、できる限り勝ち点を稼ぎ、前進していきたい。
相手は、素晴らしいチームだった。 ナポリは、優勝候補の1つだからね。 我々は、互角に戦った。」
一方、ナポリのラファエル・ベニテス監督は、同じく『スカイ』のインタビューでこのように語っています。
「チームは、最後まで、特色を見せることができた。
ミランは、素晴らしい試合をした。
危険なプレーを作り出せるスペースやリズムを持つバロテッリのポジションをコントロールするのは、簡単ではなかった。
バロテッリは何度もチャンスを作っていたが、我々は、チームとして素晴らしい仕事ができていた。
私は、(チームの状態が)72%だと言ったが、今は、73%になった。
まだまだ改善できるだろうからね。
勝ちながら、細かい点を改善していく。
こうすることでのみ、より多くの試合に勝つことができる。
まだまだ改善するべきことはあるが、
ここで勝てたことには、監督として、満足している。
マッジョのベンチスタート?メストは、素晴らしい選手だよ。
マッジョは、膝に違和感を感じていたんだ。
インシンニェ?彼には、クォリティーがあると私は思う。
いつでも、カウンターで、チャンスを作れる。
最初の交代を誰にするか決めるのは簡単ではなかった。
インシンニェは、いつでも(相手にとって)危険な選手だよ。」
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