ナポリ会長 イグアインの補償1億ユーロをカプリ島に求める
『コリエレ・デッロ・スポルト』紙によると、
今季ナポリが獲得したばかりの目玉選手である
FWゴンサロ・イグアインが、
8月26日月曜日の昼ごろ、
カプリ島で、ボートから転落(飛び込み?)し、左顎を8針、頬を2針縫うけがを負っていました。
そのため、翌日の火曜日は、
通常通り、カステル・ヴォルトゥルノの練習場に現れたものの、
チームとは離れて、別練習を行ったとのことです。
これについて、ナポリの
アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が激怒。
「イグアインの写真を見てすぐに、
私の弁護士に告げた。
カプリ市とカンパーニア州に対して、1億ユーロの賠償を求める訴訟を起こすとね。
賠償金は、慈善活動に回す。
政治家は学ばないといけないね。
医療がまともな水準にないなんてことには、飽き飽きしている。
カプリ島には、サッカー選手や、俳優、それに、いろんな観光客だってやってくるわけで、
昨日、起きたような事故は起こりうる。
病院へ行って、縫合すらできないなんて。
カプリ市長は、何をやってるんだ?
州知事は、何をやってるんだ?カプリと同じなのか?
カプリには、億万長者たちが、ボートに乗ってくることだってあるのに、
こんなことが起きたら、どんな印象を与えるかね。
アフリカでもこんなことはないよ。」
と語っています。
これに対し、カプリのチロ・レンボ市長は、
「管轄権のない者がべらべらとまくし立てたに過ぎない。
賠償金については、我々や地方保健機関の方が彼の発言に対し、請求することを考えても良い。
それで、カピルーピ病院の工事を終えるのに充てられる。
どの罪で、我々を訴えようとしているのか分からない。
我々は、億万長者であろうが、サッカー選手であろうが、 超有名人や、VIPだけのためではなく、 すべての人の健康を管理している。 得た情報によれば、
イグアイン氏は、事故直後、すぐに、手当を受けている。
海上では、沿岸警備隊が、陸上では、救急隊員が。
その後、カピルーピ病院の医師が、直ちに、専門的な技術で治療にあたった。
私は、病院の医師らに、共感する。
(デ・ラウレンティス会長の)メディアを通した非難が、
長らく中断したままになっているカピルーピ病院の
最新設備導入ための改修工事の再開が加速することにつながればと願っている。」
と、デ・ラウレンティス会長の訴えを一蹴しています。
ナポリ側が、非難しているのは、
「救助の遅れ」と
「カプリ島のカピルーピ救急病院の治療の質」の2点で、
これに対し、病院側は、
12時44分に通報を受け、13時にイグアインの元に到着。
13時20分に、病院へ搬送したため、
救助の遅れはなかったとしています。
また、治療の質については、
イグアインの怪我が緊急性を要していなかったものの、
二人の医師が直ちに治療を行ったとし、
そのうち、一人の医師は、カルチョ・ナポリのデ・ニコーラ医師と電話で連絡をとり、
治療方法について、意見を共有していたとのこと。
また、小さな病院ではあるものの、
多くの観光客が訪れることもあり、
医療器具などは、必要に応じ十分に対応できる備えがあったとしています。
ちなみに、ナポリの同僚で、ナポリ出身の
DF
パオロ・カンナヴァーロは、
イグアインの件について、ツイッターで、
「飛び込みは、僕ら海の人間に任せておけよ。ハハハハハ。」と、皮肉っています。
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