ボヌッチはPKを蹴るはずではなかった
コンフェデレーションズカップ、
イタリアは、準決勝でスペインと対戦。
試合は、0-0のまま、延長戦にもつれたものの決着がつかず、
PK戦の結果、6-7で、惜しくも敗退が決まりました。
イタリアの7人目、DFレオナルド・ボヌッチが
ボールをゴールバー上に蹴り上げて外し、
直後に、スペインの7人目ナバスが決めたことから、
ボヌッチが、アッズーリ敗退の直接の原因となってしまいました。
ところが、実は、本来、
イタリアの7人目はボヌッチではなかったのです。
MF
エマヌエレ・ジャッケリーニがこう明かしています。
「ボヌッチが蹴ったPKは、本当は僕が蹴るはずだったんだ。 だけど、蹴る気になれなくて、レオに蹴ってくれるよう頼んだんだ。」 当のボヌッチは、ジャッケリーニについて触れることはなく、こうコメントしています。
「PK戦が宝くじみたいだというのは、まさに本当だ。
今回は、外れだった。
僕らの本当の失敗は、90分で勝てなかったこと。
僕らの方が、スペインよりいい試合をしていた。
これから一年、PKの練習をしたい。
こんなことがワールドカップでも起こるなんてリスクは避けたいからね。
カシージャスが僕の動きを読んでいたことに気づいて、 冷静さをなくしてしまったんだ。」
ボヌッチの次にPKを蹴る予定だったキエッリーニはこのように話しています。
「選手を慰めるのに、正しい言葉なんてない。
冷静になれば分かるさ。
PKの責務を引き受けたということを評価するべき。
ボヌッチの次は、僕の番だった。
誰にでも起こりうることだった。
バッジョだって、失敗しているんだからね。」
関連記事[イタリア紙「目隠しした女神に感謝」 コンフェデレーションズカップ] [イタリア代表選手のサッカースパイクを探す コンフェデレーションズカップ2013] [ピルロが最もセクシーなイタリア選手に選ばれる]