イタリアxサンマリノ共和国 5/31 若手の活躍で監督も悩み所
5月31日、ボローニャで、親善試合イタリアxサンマリノ共和国が行われました。
今回の試合は、格下が相手ということもあり、
バックアップメンバーのチェックが主になりました。
先発メンバーのうち、お馴染みのメンバーは
ブッフォン、マッジョ、ピルロ、ディアマンティ、ジラルディーノのみで、
主に若手が中心。
先発メンバー
GK:ブッフォン
DF:マッジョ ラノッキア オグボンナ アントネッリ
MF:ピルロ ポーリ アクイラーニ
FW:ディアマンティ ボナヴェントゥーラ ジラルディーノ
4-3-3のシステムに、早くも適応したのが、
サンプドリアの
ポーリ。
前半28分、後ろから走りんで、こぼれ球を拾い、
GKの股下を抜くシュート。
先制点を決めています。
34分、アクイラーニのシュートをサンマリノのGKシモンチーニがはじくと、
これを
ジラルディーノが押し込み、イタリア2点目。
前半終了間際に、アントネッリが相手のファールを受け、負傷。
後半を待たずに、デ・シッリョと交代。
左サイドのアントネッリとボナヴェントゥーラで良い連携を見せていただけに残念な交代。
後半に入り、イタリアは攻撃陣3人を
バロテッリ、チェルチ、代表デビューとなるサウと入れ替え。
49分、ペナルティエリア近くで、イタリアはFKを手に入れると、
ピルロが直接ゴール右隅に決め、イタリア3点目。
70分、ブッフォンに代え、シリグが
76分には、マッジョに代え、アバーテが入ります。
78分、
アクイラーニは、シモンチーニのミスを見逃さず、
ボールをゴールに押し込み、イタリア4点目。
途中出場したバロテッリは、ゴールポストやゴールバーに直撃の惜しいシュートを放っています。
負傷交代したアントネッリは、足首の捻挫との発表がされています。
試合後のインタビューで、チェーザレ・プランデッリ監督は、
「スペースがないため、スピードを求められるという意味では、
簡単な試合ではなかった。
かなり中身の濃い4、5日間を終えたあとだが、
いくつか確認したいことがあったので、満足している。
低い位置からの組み立て、もっと早い攻撃をするという意味では、物足りないが、
フィジカル的な面では、良かったと思う。」
とコメントしています。
親善試合 イタリアxサンマリノ共和国 4-0 ハイライトこれから、W杯最終予選チェコ共和国戦およびコンフェデレーションズカップに向け、
明日、
6月3日に代表の最終選考が行われ、23名のメンバーが発表されます。
特に、激戦区とされるのが、選手同士の力が拮抗している右ウイングで、
ボローニャコンビでジラルディーノと良い連携を見せたディアマンティ、
途中出場した選手の中で、最も良いパフォーマンスを見せたチェルチ、
さらに、イタリア杯出場のため、まだ合流していないカンドレーヴァ
と、プランデッリ監督も悩み所でしょう。
ナポリ差別のチャントイタリア代表の親善試合となると、
比較的、家族連れも多く、穏やかな雰囲気になることも多いのですが、
今回はこんな事件も発生。
この試合は、人種差別撲滅をスローガンに行われた試合でしたが、
後半の半ばごろ、ジャコモ・ブルガレッリと呼ばれるサイドスタンドから、
「我ら、ナポリ人にあらず。」などと言った、ナポリ出身者?サポーター?を差別するようなチャントがあったとのこと。
その前には、ユヴェントスに対しても、敵意を持つチャントがあったようです。
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