ローマでジェラートのぼったくり 64ユーロ請求
『コリエレ・デッラ・セーラ』によると、
イギリス人観光客のロジャー・バニスターさんは、夫人と弟のスティーブンさん夫婦とともに、
ローマを訪れていたそうです。
15時38分に、ローマ中心部で、ジェラートを4個購入。
その請求額がなんと、64ユーロ!
テーブル席を利用しておらず、
テーブル料金も含まれていないというから驚きです。
バニスターさんらがジェラートを購入したのは、
ローマ中心部、スペイン広場の裏にあるヴィーテ・ベンヴェヌーティ通りのバールだそうで、
3種類のジェラートが入ったコーンに、チャルダ2個をトッピングしたものをそれぞれ注文したそうです。
一方、バールの店員らは、責任者を含め、皆、
請求額が正当であると主張。
中には、20ユーロもするジェラートがあるといいます。
「見れば分かるだろう。あちこちに(料金表が)貼ってあるんだから。
値段は、それだよ。
座ろうが、立とうが、値段は変わらない。
それに、あのコーンには、700グラムもジェラートが入るんだから!」
このバールを経営しているのは、
アルフィエロ・トレディチーネ氏のカルデージ社だそうで、
トレディチーネ家は、ローマ中心部でのトラック屋台の経営や、
ジョルダーノ氏が自由の人民党で政治活動をしていることでも有名です。
バニスターさんらは、
「支払った時、ありがとうすら言われなかった。
返金してほしいわけではない。
だけど、
どうしてこんなことが起こりうるのか知りたい。」
とコメントしているそうです。
通常、2種類のジェラート入りコーンは、2~3ユーロ程度ですので、
3種類でも、3~5ユーロくらいでしょうか。
それにしても、ジェラート4個で64ユーロとは、ひどいものですね。
1個あたり16ユーロという計算になりますが、
16ユーロもあれば、ピッツェリアで、ピザ+ビール+デザートが食べられそうですね。
バールの店主からしてみれば、
店内に料金表示さえしておけば、
合法的にぼったくりができる、という感覚なのでしょうか。
皆さん、イタリアで、バールなどを利用される場合は、
必ず、料金表(Listino Prezzi: リスティーノ・プレッツィ)を確認して、ぼったくりを自衛しましょう。
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