シエナ大聖堂 今夏、最上部を初公開シエナのドゥオーモ(wikipedia)シエナのドゥオーモ(大聖堂)は、
イタリアのロマネスク・ゴシック様式を代表する教会の一つです。
ユネスコの世界遺産には、1995年から登録されています。
昨夏には、画家のヴァザーリが「これまでで、最も大きく、美しく、壮麗だ」
と評したことで有名な寄せ木の床を特別公開し、話題になりましたが、
今夏は、ドゥオーモの「空」を公開するそうです。
ということで、4月6日から特別公開されているのは、大聖堂の最上部。
『La Repubblica』紙によれば、
何世紀にも渡り、非公開であった部分で、
大聖堂の建設に関わった建築家や作業員以外、踏み入れたことがないと言われています。
そのため、壁には、建設計画の図案やメモなどが、現在も残されているそうです。
今回の大聖堂パノラマツアーでは、
普段見ることのできない建物の内部や外の風景を楽しむことができるそうです。
ガイドツアーは、隠れらせん階段を登った先、右身廊の上部から始まり、
ウリッセ・デ・マテイスの12使徒を表したステンドグラスを見学できるほか、
そこから、大聖堂の内部を見下ろして、有名な彫刻作品を眺めたり、
シエナ出身の聖人が描かれたクーポラを鑑賞できるそうです。
有名なニコーラ・ピサーノの説教壇(wikipedia)
また、クーポラの回廊からは、主祭壇や、ドゥッチョのステンドグラスのレプリカを
上から眺めることができるそうです。
続いて、左身廊からは、
サン・ドメニコ教会や、メディチ家要塞、サン・ジョヴァンニ・バッティスタ礼拝堂のクーポラ、
シエナの丘陵地帯など、外の素晴らしい景観を眺めることができるそうです。
さらに、正面ファサード側のバルコニーからは、
ドゥオーモ広場、サンタ・マリア・デッラ・スカラ病院を眺めることができます。
反対側には、中央の身廊や、ローマ教皇や皇帝、古代の哲学者の彫刻を見ることができるそうです。
見学は、ガイドが少人数のグループを案内する形をとっており、
要予約(電話 +39 0577-286300、または、メール opasiena@operalaboratori.com)とのこと。
10月27日まで公開予定だそうです。
シエナへのアクセスフィレンツェから高速バスで約1時間15分
バスは、フィレンツェSMN駅近くにあるSITA社バスターミナル(Via Santa Caterina da Siena)発着
片道 7.80ユーロ
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