ファビオ・カンナヴァーロ5月の引退試合に暗雲 2006年W杯イタリア優勝記念メダルカンナバーロイタリア各紙によると、
元イタリア代表のDFファビオ・カンナヴァーロは
5月13日、
ナポリのサン・パオロスタジアムで引退試合を計画していましたが、
実現が難しくなっているようです。
ナポリの子供たちのために、
先月初め、火災により焼失した「チッタ・デッラ・シェンツァ(科学の街)」を再建しようと、
自身の引退試合を兼ねたチャリティーマッチを計画していたカンナヴァーロですが、
『ANSA』のインタビューにこう語っています。
「今朝、カルチョ・ナポリの会長から連絡があった。
5月13日の”カンナヴァーロ&フレンズ”のイベントに、
サン・パオロスタジアムの使用許可を与えられないということだった。
その理由は、UEFAの認可を受けるため、
5月12日、ナポリがホームで試合を終えた後すぐに
必要なスタジアムの補修工事を開始するためだそうだ。
僕の最初の案では、5月27日のはずだったけど、
ナポリ側が、スタジアムやピッチの補修工事があるため、
唯一、検討可能な日として、13日を提示してきたから、
その日を選んだんだってことを考えるとね。
僕は、この手の話には疎いけど、
補修工事の重要性は分かる。
だけど、クラブとは関係ない他の理由で、工事の開始日が遅れたという事実もあるから、
24時間引き延ばしたところで、損害はないのではないかと思ってしまう。
僕は、心の中でまだ、
会長が考えを変えてくれるのではないか、
会長やカルチョ・ナポリの純粋な利益より、
”チッタ・デッラ・シェンツァ”の再建という社会的に重要な利益を優先させて、
OKを出してくれるのではないかと期待している。
だけど、それだけじゃない。
このようなイベントは、国際的にも大きな反響を持つし、
これから新しい道を開拓しようというナポリの願望を表現している。
だからこそ、
なにがあろうと、僕の計画は進めていく。
どんな障害があろうと、こんな重要なことはあきらめられないと思っているから。
もし、会長が考えを変えないのなら、
僕は、
イベントが9月2日、月曜日に実現できるよう、今から会長の許可をお願いしたい。
もちろん、そのほか関係者にもお願いする。
サッカーの日程は詰まっているから、
9月の第1月曜日なら、そんなに難しくないように思う。
もちろん、カルチョ・ナポリから提案や指示があるなら、
僕はそれを聞き入れる用意がある。
今、僕に必要なのは、確実なことを知ること。
1か月以上前からプロジェクトに取り組んでくれている開催組織に、
このままの勢いで、企画を進めていってもらいたいから。
チッタ・デッラ・シェンツァが少しでも早く再開できるようにね。
この意味では、あいにく、日程が変わったとしても、
エドアルド・ベンナートや、ピーノ・ダニエーレが
イベントの成功のために協力してくれると答えてくれたのは、うれしく思う。
だから、
ナポリの人たちにビッグな贈り物ができるよう、
会長も、僕たちに加わってほしい。」
『コリエレ・デッロ・スポルト』や『ユーロスポーツ』では、
イタリアのサッカーファンの
冷たいコメントが案外多く並んでいます。
・ナポリの会長は、よく、世界に向けて、ナポリのプロモーターみたいなことをしてるけど、
あの人は、ローマ生まれだし、住んでいる所だってナポリじゃない。
会長に、ナポリ的なところがあるとすれば、父親、いや会長の祖父じゃないかな。
・親愛なるファビオ、こんな素晴らしいイベントではあるけど、
サン・パオロは満員にはならないと思う。
こういうイベントを提案する前に、その町での人気度を考えた方がいい。
サポーターの一部は、君がチームを去ったことを許していない人もいる。 チッタ・デッラ・シェンツァの再建には、もう募金しているから、君の試合のチケットは買わないよ。
・カンナヴァーロ、君の引退試合は、インテルから泥ベントスに移ったときにもうやっただろう。
・間違いなくすごい選手だった。
だけど、引退試合を自分の本拠地じゃないスタジアムでやるなんて馬鹿げている。
そういうイベントは、チームに忠誠だった弟の方がやるに値する。・なんで、君の大好きなチームのあるトリノでやらないの?
ナポリは、30年前にプレーした君には関係ないだろう。
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