ACミラン 快勝の裏である事件が17日に行われたセリエA、ACミランxパレルモ戦では、
FWマリオ・バロテッリが2得点(1点目はPK)と活躍し、
ミランを勝利に導きましたが、
その一方で、
ある問題が起こっていたようです。
イタリアの『コリエレ・デッラ・セーラ』紙によると、
バロテッリが加入して以来、好調を維持するチームの陰で、
苦しんでいる選手がいるというのです。
パレルモ戦の後半13分、
ニアンとの交代を告げられたのは、
今季セリエAで16得点と、
チームを牽引してきたFW
ステファン・エル・シャラウィでした。
不満そうな表情でピッチを後にすると、
マッシミリアーノ・アッレグリ監督の前を素通りし、
ベンチに立ち寄ることなくそのまま、
ロッカールームへと去っていきました。
『ユーロスポーツ』は、
直後に、GKのマルコ・アメリアが立ち上がり、
DFルカ・アントニーニが止めようとしたにもかかわらず、
エル・シャラウィを追いかけて行ったことから、
エル・シャラウィがベンチに向けて何かを言ったのではないかと推測しているようです。
『コリエレ・デッロ・スポルト』紙は、
これが
「アッレグリ監督と若きアタッカーの間の初めての摩擦」ではないかと報道。
バロテッリが加入してからは、以前のような活躍ができておらず、
バロテッリがプレーできないチャンピオンズ・リーグからチームが敗退したことで、
エル・シャラウィの活躍の場はさらに減ってしまうのではないかと報じています。
これに関してアッレグリ監督は、
「私は気付かなかったよ。
それに、問題はないと考えている。
エル・シャラウィは、素晴らしいシーズンを送っていると思う。
シーズンの初めには誰も想像していなかった。
今日は、ゴールをかすめた場面もあったし、いい試合をした。
エル・シャラウィのプレーは良かったけど、
交代しなくてよいとは限らない。
フレッシュな選手を入れる必要があったんだ。
彼は心配せず、向上し続けてくれればいい。
まだ20歳だから、得点を重ねることに慣れてしまうと、
点が取れなくなったときに、いらだちを感じることはある。 ベンチに残らなければならないのに、
ロッカールームに行ってしまった。
だけど、別に大したことではない。
こんなことで、チームの和が乱されることはないからね。」
と状況を説明しています。
『コリエレ・デロ・スポルト』が、「摩擦」とは表現していますが、
インタビューの通り、アッレグリ監督がうまく収めてくれそうですね。
ちなみに、この件に関するバロテッリの発言はこちら。
「俺だって交代させられてたら、
シャワーを浴びに行ってたよ。
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