ファビオ・カンナヴァーロ引退試合 開催の理由 イタリア代表 集合写真11人ポスター(ワールドカップ2006)元イタリア代表のDFファビオ・カンナヴァーロが引退試合
”カンナヴァーロ&フレンズ”を開催することを発表しました。
カンナヴァーロは、現在SSCナポリに所属するパオロ・カンナヴァーロの兄で、
2006年には、イタリア代表としてW杯で優勝、
さらに、その年のバロンドール賞を獲得しています。
2011年7月に引退を表明していたカンナヴァーロですが、
今月4日、
火災により焼失したナポリの総合科学施設「チッタ・デッラ・シェンツァ」を再建するため、
5月に、自身の引退試合を含めたチャリティー・マッチの開催を決意したとのことです。
*チッタ・デッラ・シェンツァは、”科学の街”の意味で、
敷地内には、体験学習型の科学博物館や会議場など、科学関連施設が集まっていました。
ローマにあるチネチッタ(映画の街の意味)と似たような命名です。カンナヴァーロは、『ANSA』のインタビューにこう語っています。
「チッタ・デッラ・シェンツァが燃えてしまった。
だから、僕はその再建のために、ピッチに戻ろうと思う。
自分の引退のために、何かイベントを行うつもりはなかったけど、
3月4日の火事で、事情は変わった。 火災は深刻で、もはや、すべてが前とは違う。
だけど、できるだけ早く元に戻って欲しいとみんな願っている。
ナポリは僕の街で、
ナポリの人たちは、僕と同郷の人々だ。
僕は、仕事のため何年も他の街で暮らしていたけど、
僕の心はいつでもナポリにあるんだ。 ナポリは僕の家だし、僕の子供たちにもそこで育ってほしい。
だから、再建のために僕が貢献できることは、
すべてやりたい、やらなければいけないと思うんだ。
チッタ・デッラ・シェンツァは再建するべきなんだ。
僕がこれまでの人生で、一番得意だったのは、ボールを蹴ること。
だから、
最後にボールを蹴るときは、何か重要なことに役立てたいと思う。
その目的で、僕の引退試合は、寄付金を募るためのビッグなイベントになる。
敵でも味方でも、僕が一緒にプレーしたことのある偉大なカンピオーニたちに、
5月の夜、サン・パオロ競技場で、僕と一緒にピッチに上がってくれるよう、近日中に呼びかけたい。
喜びや失望を共に分かち合った仲間や、
ピッチの上で戦いを繰り広げた仲間たちが、
僕の隣でもう一度一緒にプレーしてくれることを願っている。
素晴らしい試合を見てもらえると確信しているよ。
チケットの購入は、再建に貢献するわけだから、
ナポリの人も、そうでない人も、きっと来てくれるだろう。」
ファビオ・カンナヴァーロの引退チャリティーマッチ、”カンナヴァーロ&フレンズ”は、
2013年5月13日、ナポリのサン・パオロ競技場で開催される見通しです。
どんな選手が参加するのか今から楽しみですね。
ガットゥーソやネスタあたりでしょうか。
マテラッツィあたりも来そうかも。
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