もうすぐ復活祭(パスクワ) イタリアでの過ごし方復活祭は、伝統的なキリスト教のお祭りで、
イタリアでは、パスクワ(Pasqua)と呼ばれています。
イエス・キリストが十字架にかけられ亡くなった3日後に再び復活したことを祝う宗教行事です。
パスクワは、「春分の日(キリスト教では3月21日)以降、最初の満月の次の日曜日」と定義されており、
毎年、日程が変わります。
今年(2013年)のパスクワは、3月31日(日)に当たり、
翌日の月曜日がパスクエッタ(Pasquetta)になります。
今年のパスクワは、3月12日に開かれるコンクラーベで選出される
次期ローマ法王の最初の一大イベントになるのでしょうか。
イタリアでは、パスクワに、卵型のチョコレート(イースターエッグ)を贈る習慣があります。
イースターエッグには、「再生、命の始まり」という意味がこめられ、
元々は、本物の卵の殻に色を塗り、贈る習慣があったようです。
さて、パスクワが近づくにつれ、
街中の店頭には、さまざまな卵型チョコレートが並び始めます。
一般的なのは、親指の先ほどの大きさで、
一つ一つがカラフルなアルミで包装されたチョコレートでしょうか。
↑リンツ社やカファレル社のイースターチョコレートはおすすめです。
また、子供向けに、30センチから50センチほどの大きさで、
チョコを割ると、中からおもちゃが出てくるものもあります。
↑こちらはブラジルのもののようです
料理好きなイタリア人の中には、自宅で卵型のチョコを作る方もいらっしゃるようです。
イースターエッグ専用の型が販売されています。
さて、先ほども触れましたが、
パスクワの翌日は、パスクエッタと呼ばれ、
イタリアでは、戦後の国策で、
パスクワの休暇を延長するために導入された祝日です。
「天使の月曜日」とも呼ばれ、
イエス・キリスト復活の翌日、墓を訪れた3人の女性(マグダラのマリア、マリア(小ヤコブとヨセの母)、サロメ)が天使に出会った日を記念しています。
この日は、多くの方が、親戚や友人とともに郊外へ出かけ、
屋外でハイキングやピクニック、バーベキューなどをして過ごします。
これは、もともと、
イエス・キリスト復活の日に、
エルサレムから数キロ離れたエマオへ向かって歩いていた二人の使徒の前に、キリストが現れたことにちなみ、
郊外へ行き(町の城壁を越え)、ピクニックなどをして過ごすという習慣が生まれたと言われています。
皆さんはどんなパスクワを過ごしますか。
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