カッサーノ 監督とケンカ後、遠征メンバーから外れるインテルのFW
アントニオ・カッサーノが
3月1日の練習中に、
アンドレア・ストラマッチョーニ監督とケンカになったそうです。
イタリア各紙によると、
2人は怒鳴りあうだけではなく、突き飛ばし合いを始めたため、
MF
スタンコヴィッチとチームマネージャーの
コルドバが
2人の間に入り、ケンカを止めさせたとのことです。
このため、ストラマッチョーニ監督は、
3日のカターニア戦の遠征メンバーから、カッサーノを外すことを決断。
「カッサーノを外したのは、処分ではなく、私の決断だ。
処分なら、練習も一緒にやらないが、カッサーノは練習に参加している。
昨日起こったことは、
セリエAのロッカールームでは起こりうること。
これは我々の問題であるのに、
外部に漏れたことに苛立ちを感じる。
外部に漏らした人物は、インテルを愛していないんだろう。
これを書いた記者のことを言っているのではない。
書くことは記者の仕事だから。
ロッカールームという聖域を侵し、記者に漏らした人物のことを言っているのだ。
それに、カッサーノは、最近7試合で出場時間が多い選手の一人。
毎回プレーさせるわけにはいかない。」
これをほくそ笑んでいたのは、ACミランの
アドリアーノ・ガリアーニ副会長代行。
この日は、カッサーノとのトレードで、
インテルから加入したFW
ジャンパオロ・パッツィーニが
ラツィオ相手に2得点を挙げ、大活躍。
カッサーノについて、
「出て行ったときに、
もうこの
紳士については、
一生コメントしないと決めたから、
何もコメントしない。」
と、『sky』のインタビューで話しています。
↑あえてカッサーノを「紳士」と呼ぶあたり、わざとらしいですね。
カッサーノと、ストラマッチョーニ監督のケンカの原因は明らかになっていないようですが
1982年生まれのカッサーノに対し、
1976年生まれのストラマッチョーニ監督。
年の差は、わずか6歳。
主将のハビエル・サネッティは1973年生まれで、
監督よりも3歳年上。
若く、選手と年の差の変わらないストラマッチョーニ監督に、
インテルのスター選手たちをうまくまとめられるのか、
ということは、以前から懸念されていたことでした。
それでも、これまでは、チームを一つにまとめ上げ、
うまく行っているように見えたのですが、
さすがに、
「自称バロテッリよりもワル」のカッサーノの挑発には、
勝てなかったのでしょうか。
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