ザッケローニ監督とACミラン監督の類似点今シーズン、幾度となく報道されたACミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長が監督非難の発言。
そのたびに、アドリアーノ・ガリアーニ副会長代行がその火消しに回るという状況は、
ミラン時代のアルベルト・ザッケローニ監督とベルルスコーニ氏の間の冷え切った関係を思い起こさせるようです。
ACミラン関連のニュースサイト『ilveroMilanista.it』によると、
日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督と
ACミラン監督のマッシミリアーノ・アッレグリ監督には、
いくつもの類似点が存在するようです。
まず、アッレグリ監督も、ザッケローニ監督も、ACミランの選手としての経験がないながらも、
カリアリやウディネーゼといった
地方チームで実績を上げた監督だという点が挙げられるようです。
さらには、どちらも
就任1シーズン目にスクデットを獲得している点。
(ザッケローニ監督は1999年に、アッレグリ監督は2011年)
そして、
ベルルスコーニ氏から気に入られていないという点。
ベルルスコーニ氏は、
「ミランという素晴らしい織物を編み上げることができない」
「3バックは、ミランらしくない」などと、
何度もザッケローニ監督の批判を公にしていた過去があります。
一方、アッレグリ監督に対するバッシングは、
ベルルスコーニ氏がミランの新しい戦術を理解し始めたためか、
最近減りつつあるようです。
それでも、双方の誤解は生じるため、
その度に、大げさに煽りたてるジャーナリストの火消しに
ガリアーニ副会長代行が回らざるを得ない状況のようです。
ところで、ザッケローニ監督がACミランを解任されたのは、3年目のシーズン、
CLでスペインのデポルティボ・ラコルーニャとホームで引き分けた後でした。
アッレグリ監督も、今年、3年目を迎え、
今週、同じくCLでバルセロナと対戦する予定です。
試合後、アッレグリ監督も、ザッケローニ監督と同じように、解任となるのでしょうか。
『ilveroMilanista』の記者は、
CL敗退の場合でも、アッレグリ監督の解任の可能性は低い
と予想しています。
それは、アッレグリ監督の人並み外れた頑固さにあると言います。
その頑固さで、
CLではバルセロナ相手に勝利
セリエAでも大逆転
といった大仕事をやってのけるのではないかとの期待があると分析しているようです。
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