フィオレンティーナGKがピルロのユニを投げ捨てる ユヴェントスxフィオレンティーナ2月9日に行われたユヴェントスxフィオレンティーナ戦。
ホームのユヴェントスが2-0でフィオレンティーナに勝利しました。
事件は、試合終了後に発生。
フィオレンティーナのボルハ・バレロが
ユヴェントスのピルロからユニフォームをもらい、
肩にかけ、ピッチを歩いていると、
GKヴィヴィアーノが近寄ってきます。
ヴィヴィアーノは、怒った表情で何かバレロに言いながら、
ピルロのユニフォームを投げ捨てます。
これに、ユヴェントスのサポーターは激怒し、
フェイスブックなどのSNSで、下のような写真が出回っています。
http://www.calcionews24.com/fiorentina-viviano-getta-a-terra-la-maglia-della-juventus-foto-299351.htmlより地面に落ちるユニフォームには、”RLO”の文字が確認でき、
ピルロ(PIRLO)のものであることが分かります。
その発端は?フィオレンティーナがセリエAで常に上位を争っていた1950年代~60年代から、
ユヴェントスに対するライバル心が生まれ始めたと言われています。
それが
1981-82シーズンのあるエピソードによって、爆発します。
1982年5月16日、フィオレンティーナは、シーズンの最終節をユヴェントスと並び首位タイで迎えます。
カリアリとサルデーニャで対戦したフィオレンティーナは、
チッチョ・グラツィアーニのゴールが主審に取り消され、
0-0の引き分けに終わります。
対するユヴェントスは、カタンザーロと対戦。
試合終了15分前に与えられたPKの1点で、
ユヴェントスが勝利し、優勝を決めています。
↓1982年カリアリxフィオレンティーナ、カタンザーロxユヴェントスの問題のシーン
ヴィヴィアーノの過去現在はフィオレンティーナのGKとして、活躍しているヴィヴィアーノですが、
地元のフィレンツェ出身の選手で、昔から
フィオレンティーナのウルトラス(過激なサポーター)であることが知られています。
試合が土曜日に行われるセリエBでプレーしていた頃は、
日曜日にはフィレンツェに戻り、ウルトラスの陣取るクルヴァ・フィエーゾレ(スタジアムのフィエーゾレ側の席)で応援していたというエピソードが有名です。
ピルロのユニフォームを投げ捨てるという行為に至ったのは、
ライバルチームのユニフォームを肩にかける同僚を見て、
ウルトラスとしてのプライドが許さなかったからなのでしょうか。
それでも、ピッチでは、選手として振る舞ってほしいものですね。
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