イタリアxフランス 親善試合 50年ぶりの勝利はなるか11月14日、パルマで行われたイタリアxフランスの親善試合。
イタリアは、先発メンバーを大きく変えて、
期待の若手が続々先発。
システムは4-3-3。
1トップに、
バロテッリ(マンC)、サイドに
エル・シャラウィ(ミラン)と
カンドレーヴァ(ラツィオ)。
↑カンドレーヴァといえば、昨冬、本田選手との移籍交渉が破談したあと、ラツィオが代わりに獲得した選手。
中盤には、モントリーヴォ(ミラン)、
ヴェッラッティ(PSG)、マルキージオ(ユベントス)
↑ピルロの後継者と呼ばれるヴェッラッティが遂に先発
日本も、遠藤選手の後継者が出てきてほしい
守備陣は、サイドバックにバルザレッティ(ローマ)とマッジョ(ナポリ)、センターバックにキエッリーニ(ユベントス)とバルザッリ(ユベントス)。
GKは、ブッフォンに代わって、
シリグ(PSG)。
試合開始から10分後、イタリアに先制のチャンスが訪れる。
エル・シャラウィのパスを受けたバロテッリがミドルシュート。
惜しくも、ボールは、ゴールバーへ。
フランスもマルセイユのヴァルブエナがシュートに持ち込み、反撃するも、シリグがセーブ。
35分、スピードのある美しい連携から、イタリアのゴールが生まれる。
DFのバルザッリのロングパスをバロテッリが受け、
走りこんだモントリーヴォへパス。
モントリーヴォがドリブルでディフェンダーをひきつけ、潰れながら、エル・シャラウィにパス。
エル・シャラウィが落ち着いて決めた。
イタリア先制。エル・シャラウィはこれで、今季13点目。
↑父親がエジプト出身のエル・シャラウィは、ファラオーネ(イタリア語でファラオ)と呼ばれ親しまれている。実親がガーナ出身のバロテッリと並び、イタリアの移民系スター選手。
すると、2分後、フランスも、
ヴァルブエナがヴェッラッティをかわし、
完全に止まっていたバルザッリも簡単に抜くと、あまり角度のない位置から右足でシュート。
↑バルザッリは、「ヴェッラッティが行ったから、大丈夫だろう」くらいに思っていたんだろうか。
フランスが同点に追いつく。
痛恨のミスを犯したバルザッリは後半頭に、ボヌッチと交代。
さらに、50分に、プランデッリ監督は中盤の3枚を丸ごと替える。
OUT モントリーヴォ、マルキージオ、ヴェッラッティ
IN ジャッケリーニ、フロレンツィ、ピルロ
対するフランスのデシャン監督も、64分にメネスとゴミスを投入し、追加点を狙う。
すると、66分、メネスがマッジョをかわし、左サイドを突破。
メネスからパスを受けたエブラのシュート(?)性のクロスを、
入ったばかりの
ゴミスがゴールに押し込み、
フランスが逆転に成功。
プランデッリ監督は、エル・シャラウィ、カンドレーヴァに代えて、ディアマンティ、ジョヴィンコを投入し、反撃に出るも空回り。
ディアマンティがバロテッリへ好機を演出するも、バロテッリは外してしまう。
ジョヴィンコもミドルシュートをGKにはじかれてしまう。
すると、再びメネスがサイドを突破し、イタリアは再び危機に。
だが、今度は、GKシリグが、スーパーセーブでイタリアを救う。
その後、マッジョのアシストから、ジャッケリーニが好機を迎えるも、
シュートは、ゴールバー直撃。
試合はこのまま1-2で終了。
ホームでは、50年間、フランスに勝利していないイタリア。今回もまた勝ちきれず。
↑今回は、勝ちに行った試合というより、若手の状態の確認みたいな感じだったけど。
親善試合も、これで5連敗に。
『Yahoo Italia Eurosport』上のコメント欄には、
「プランデッリのイタリア代表は、いつも、煙ばかりでロースト肉がほとんどない。
ゴールには近づくけど、誰もシュートしないで、周りにパスばかり出す。」
などの批判の声が多い。
中には、「ジョビンコは、
パルマのファンタジスタなんだよ。」というコメントも。
それでも11月のFIFAランキングでは、
イタリア代表は、8位から5位に浮上。イタリアxフランス 1-2 ハイライト
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