今度はナポリが八百長騒動に カンナバーロらが捜査の対象になんと、セリエAでは、また八百長騒動が勃発。
EURO開幕直前頃から、イタリア代表のボヌッチ、クリッシト、ペペ、ラノッキアらが捜査を受けていたほか、
[なんとボヌッチも、セリエA八百長問題、クリシトは代表外れる]ユベントスのコンテ監督も現在、八百長の告発義務を怠ったとして、停止処分を受けている。
今回、調査を受けているのは、今季、ユベントスに次ぎ、2位につけている
ナポリ。
問題になっているのは、
2010年5月16日のサンプドリアxナポリ戦。
対象になっているのは、マッテオ・ジャンネッロ、パオロ・カンナバーロ、ジャンルーカ・グラーヴァ、シルヴィオ・ジュスティと、ナポリのクラブチーム。
↑みなさんご存知とは思いますが、パオロは、有名なファビオ・カンナバーロの弟。
カンナバーロとグラーヴァは、八百長告発を怠った罪、
ジュスティとジャンネッロは、スポーツ上の違法行為、
クラブは、全体的な責任を問われている。
仮に、スポーツ裁判所で、有罪が認められると、
ナポリは、-1から-3の勝ち点はく奪があり得るという。優勝争いをしているナポリには、大打撃か。
また、
カンナバーロとグラーヴァは、最大で1年間の出場停止処分、
ジュスティとジャンネッロは、3年間の停止処分の可能性があるという。
↑各国のサッカーにおける八百長問題を扱ったノンフィクション
今回の八百長事件は、別件で捜査を受けていた
ジャンネッロの供述から事が発展。
当時、ナポリのGKを務めていたジャンネッロが、ナポリの検察庁にこう供述していた。
「ジュスティから、
(より確実に、試合の結果をサンプドリア有利にするという)要望を引き受けてくれるチームメートには、
金銭的な報酬をすると持ちかけられたんだ。
僕は、パオロ・カンナバーロとグラーヴァだけにその話をしたんだ。
カンナバーロもグラーヴァも、すぐに、決然と、断ってきたんだけどね。」と、ジャンネッロが、他の3人の名前を出したことで、捜査の対象が広がった模様。
何とも、この前のボヌッチの件と似たような展開。
[なぜ ボヌッチが八百長に マジエッロの妬みか]カンナバーロの弁護士のルッジェーロ・マランニーニ氏は、
「カンナバーロもグラーヴァもジャンネッロから話を持ちかけられていない。
もしそうだったなら、事実を告発したはずだ。」
とコメントを残しているほか、
クラブも、選手らの無実を確信しているとのこと。
裁判は、12月に開かれる見通し。
果たして、真実はいかに。
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