マテラッツィ「ボアテングは、セードルフでもイブラでもない」現在、勝ち点7で、
15位に沈むACミラン。
ミランがこれほど下位に沈んだのは、
過去には、なんと、
第2次世界大戦の頃になるという。
1941-42年のシーズンには、
8試合を終えて、3勝5敗だったとのこと。
それに引き替え、
今季は、2勝5敗1引き分けの成績。
最悪と呼ばれた41-42年のシーズンよりも悪い。
ラツィオ戦で精彩を欠き、前半で交代したボアテングについて、
元イタリア代表のマルコ・マテラッツィはこう解説。
「僕は、バールでよく聞く典型的な話をするつもりはない。
僕が思うに、ボアテング自身が、
背番号10番であろうと考えすぎなんじゃないかな。
彼は、素晴らしい選手だけど、
いわゆる背番号10(トップ下の選手)じゃないんだ。
セードルフのような個性を持っているわけでもないし、
イブラヒモビッチのような別格でもない。
彼がそれを自問自答して、認めることができれば、
きっと、本来のボアテングに戻れるだろう。」
さらに、カッサーノが背番号10をつけていたらどうかについて、
マテラッツィはこうコメント。
「ボアテングがつけるよりは、
間違いなく、サッカー選手として、ふさわしい風格を備えていただろう。
まさに、これが理由で、アントニオはチームを変えることに決めたんだと思う。
周りの選手に、質が不足しているにも関わらず、
自分を重要だと思ってもらえていなかったから、
だから、チームを変えて、
自分を重要だと思ってもらえる場所に行ったんだ。」
(「ガッザ・オフサイド」より)
チャンピオンズ・リーグのマラガ戦も控えるミラン。
ボアテングには、調子を戻してほしいところ。
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