イタリア、エミリア・ロマーニャ州モデナ北部のメドッラを震源とするマグニチュード5,8の地震が発生。『イタリア国営放送RAI』の報道より
5月20日のモデナ、フェッラーラ北部を震源とするM5,9の地震の余震とみられる。
前回の地震で半壊した建物が倒壊するなど、大きな被害があった模様。
また、地震の発生時刻がイタリア時間、
平日の午前9時であったことも、被害の拡大につながった様子。
モデナ県内では、前回の地震後、再開したばかりの
工場が倒壊し、多くの作業員が瓦礫の下に取り残され、救出作業が続いている。
ピアチェンツァ県の
パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズの工場では、作業員が落下したチーズや熟成棚の下敷きになるなどの被害も発生。
→前回の地震でも
特産のパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズに被害震源地付近のモデナ県
ミランドラでは、大聖堂のファサードの一部が崩れるなどの被害。
↑抜群の記憶力を持っていたことで有名な人文主義者
ピコ・デッラ・ミランドラの街です。
他にもモデナ県の多くの
教会や文化遺産に深刻な被害が出ていることが確認されており、カルピの大聖堂では建物の一部が崩れ落ち、司祭が行方不明になっている。
↑司祭はその後、消防隊に無事救出されたまた、
イタリア北部の広範囲で、学校が閉鎖されるなどの処置がとられた。
地震は、エミリア・ロマーニャ州、ロンバルディア州、ヴェネト州、マルケ州、トスカーナ州、フリウリ・ジュリア・ベネチア州、ヴァッレ・ダオスタ州、また国境を越えて、オーストリアでも観測された。
↑STUDIO1のニュース
ツイッターでは、回線のパンクした電話でなく、WIFIの使用を呼びかけるツイートがリツイートされ、安否の確認などの連絡を迅速化した模様。
なお、今夜予定されていた、
パルマでの
サッカーイタリア代表xルクセンブルクの親善試合が中止になった。
時間が経過するとともに拡大する被害に心が痛みます。
迅速な救出作業が行われることを祈ります。
イタリア赤十字 エミリア・ロマーニャ州地震募金 イタリア赤十字が地震被害の募金活動をネットで行っています。
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イタリア国内からは、
45500へSMSを送信することで、市民保護局(プロテツィオーネ・チヴィーレ)を通じて、2ユーロの寄付ができます。
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