ザッケローニ監督 セリエAとコンフェデについて語る 6/10
「チェゼナティコから1万キロ離れた場所で、何か良いことをしていると思う。」
と語る日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督。
母国イタリアのスポーツ紙『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』でインタビューが取り上げられています。
ワールドカップまであと1年、それからの将来について「どうなるかな。
セリエAでは、我々監督の仕事が欠くことはない。
カンピオナートごとに、多くの監督が動く。
海外でもね。」
解任騒ぎのあったACミランのアッレグリ監督について「詳しい話は知らないが、
ベルルスコーニとアッレグリがすべて話し合ったことを祈るよ。
正直言ってね。
こうすることでしか、人間関係はうまく行かない。」
アッレグリ監督が留任したことについて「みなさん、ミランはミランだよ。
簡単に離れられるものではない。
アッレグリは、銃を突きつけられて仕事をするようにはならないと
ベルルスコーニから、保証をもらえたんだろうと思うよ。
監督にとって、ガリアーニ氏を見方につけておくことは重要だね。」
バロテッリについて「マリオは、ミランへ戻ってきて、良い選択をしたよ。
彼の大好きなチームだし、
サッカーをするうえで、選手に理想的な環境を与えてくれるチームだからね。
誤ったことをしても、言い訳は通用しない。
ガリアーニとアッレグリは、プランデッリにも協力してくれるだろう。」
インテルのマッザッリ監督について「私と同じような運命をたどるかもしれない。
私は、前年10位だったミランを率いて、翌年、優勝したから。
マッザッリのインテルは、タイトルを獲得できるのでは。
カップ戦もないから、試合の準備もよくできるだろう。
ハンダノヴィッチやパラシオ、中盤にコヴァチッチという才能のある選手がいる。
それから、パウリーニョが、
勝者へのパズルの最後の一片になるかもしれない。
マッザッリは、厳しく指導し、チームに規律を与えなければならない。
モラッティが彼に決めたのは、賢い選択だった。
市場に出ている監督の中で、最も信頼のおける人物だったと言える。」
マッザッリ監督の後釜となったナポリのベニテス監督について
「個性のある人物。
マッザッリのあとに、必要だったのはそれ。
ベニテスには、ナポリの心、魂を共有するよう勧める。
あそこは、特別な場所。良くも悪くもね。
もし、カバーニが残れば、ベニテスにとっても、より楽になるだろう。」
ユヴェントスのコンテ監督について
「トラパットーニやリッピ、
2人のマエストロが重要選手の獲得をクラブに促したのと同じように、
(コンテもイグアイン、テベス、ヨヴェティッチらの補強を要求している。)
このうち、2選手が獲得できれば、
ユヴェントスは、チャンピオンズリーグでも競争力のあるチームになる。
それに、これがユヴェントスの本来の目標だから。
セリエAでは、コンテのチームはさらに強くなるだろう。
インテルがその対抗となって驚かしてくれるかも。」
ローマについて
「ガルシアを獲るんだろう。
ローマは、アッレグリに裏切られたのだと思う。
それは起こりうること。
もちろん、ローマにとって、楽な時期ではない。」
フィオレンティーナのモンテッラ監督について
「戦術的なプロジェクトを完成させて、
フィオレンティーナをさらに強く、面白いチームにしてくれるだろう。
デッラ・ヴァッレ家も、サッカーをまた楽しむようになった。
結果はすぐについてきたね。」
コンフェデレーションズカップについて
「ワールドカップに向け、我々にとって重要な経験となる。
我々がどのレベルにいるのか確認できるのを楽しみにしている。
イタリアには、常に、素晴らしい選手たちがいたが、
今回は、素晴らしいグループでもある。
オズヴァルドを外したのは、監督として、リーダーとしての判断だったのだろう。
このスピリットなら、ワールドカップで勝てるだろう。
ブラーボ、チェーザレ。」
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