イタリア代表監督の八百長問題 どんな処分に
日本では、代表監督のハビエル・アギーレ氏が解任されたばかりですが、
イタリアでも、サッカーの八百長問題が話題になっています。
2015年2月9日、イタリアの『
ユーロスポーツ』で、
セリエAの違法賭博に関連する八百長裁判の記事が取り上げられています。
セリエA、B、レーガプロに所属していた130名の捜査が終了したと
クレモーナの検事局が発表したとのことです。
捜査を受けていた人物の中には、
イタリア代表の
アントニオ・コンテ監督、アタランタの
コラントゥオノ監督、
選手では、
キエヴォのFW
ペリシエル、ラツィオの主将
マウリ、アタランタの元主将
ドーニ、元イタリア代表
シニョーリらの名が挙がっていました。
『ユーロスポーツ』では、コンテ監督らが、
どんな処分を受ける可能性があるかについて触れています。
コンテ監督が問われているのは、
スポーツにおける不正行為。
クレモーナの検事局は、コンテ監督がシエナを指揮していた頃、何試合かで不正に関わったとしています。
どんな不正かというと、
金銭や何らかの利益、恩恵を競技の参加者に提供、約束することで、試合結果を操作する行為とされています。
有罪の場合、1か月から1年間の禁固処分および258~1032ユーロの罰金となるそうです。
さらに、賭博が絡んでいると、
3か月から2年間の禁固処分および2582~25822ユーロの罰金が追加される可能性もあるようです。
マウリ、ドーニ、ペリシエル、シニョーリが問われているのは、
共謀罪。
ペリシエルの場合、2009年から2011年の間、
他の選手を通じて、違法賭博を行っていたベッラヴィスタとエロディアーニに
キエヴォの試合結果を随時連絡していたとされています。
検事局は、2010年5月9日のインテル対キエヴォの試合も、
賭博の対象だったとみており、インテルの選手も関わっていたのではないかとしています。
共謀に参加した場合、1~5年の禁固処分、共謀を計画した場合、3~7年の禁固処分が問われるようです。
さらに、賭博関連の共謀の場合、共謀者が10人以上いると、罪が重くなるとのことです。
日本代表のアギーレ監督は、解任になりましたが、
イタリア代表のコンテ監督は大丈夫なのでしょうか。
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