ガットゥーゾはそんな事言ってない セリエA賭博事件
ヤフーのbuzzの中に、衝撃的な見出しを見つけました。
ガットゥーゾ「八百長関与が証明されたら、殺されてもいい」 | ゲキサカ[講談社]先日、セリエAの賭博事件の捜査が行われ、
元イタリア代表のMFジェンナーロ・ガットゥーゾ、
元ラツィオのMFクリスティアン・ブロッキが
八百長に関わっていたとの疑いで、
捜査の対象になっていると、イタリアの各メディアが報道していました。
このため、ガットゥーゾ自身が、『スカイ』のインタビューに応じ、
八百長への関与を否定していました。
このインタビューがイタリア内外の各メディアに配信され、
日本では、
ガットゥーゾ「八百長関与が証明されたら、殺されてもいい」との記事になった模様です。
しかし、
ガットゥーゾは、「八百長関与が証明されたら、殺されてもいい」なんて言ってません!
先日のACミラン、アッレグリ監督の発言もそうでしたが、どうも誤訳されているようです。
実際には、
「八百長をするくらいなら、広場に行って自殺した方がましだ。」
と発言しているのです。
ガットゥーゾは、敬虔なカトリック教徒の多いイタリア南部出身であり、
おそらくは、彼自身もそのような文化の影響を受けて育ったカトリック教徒であるはずです。
カトリックにおいて、自殺は重罪の内の一つであるため、
過去には、自殺者は葬儀すら禁じられていたこともあります。
つまり、「絶対にやらないような自殺をしてでも、八百長には絶対関わらない」
という意志をガットゥーゾは語っていたわけなのです。
イタリアの『スカイ』によるガットゥーゾのインタビュー全文「俺は、公正に自分のキャリアを積み上げてきたんだ。
こういう事を聞くと、気分が悪い。
俺は、財団や、子供たちのための無料サッカースクールをやってるんだ。
それでいて、お金をもらうために八百長をやるなんてありえないだろ。
八百長をやるくらいなら、広場に行って自殺した方がまし。
俺は、友人たちとはサッカーをしに行かないんだけど、
それは、ちょっとした試合でも負けることができないから。
カードゲームだって、負けたくない、分かるだろ!
たくさんの人からメッセージをもらった。
俺の事を大事に思ってくれてる人たちは、
落ち着いていればいいって言うけど、どうすればいいんだ?
人は、問題にぶつかって初めて気づくものだけど、
俺は無実だと感じている、他にどう感じろって?
なるべく早く、自分の立場をはっきりさせたいと思う。
すぐにでも、ディ・マルティーノ検察官と話し合いたい。」
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