カロリーナ・コストナーが大ピンチ 婚約者のドーピング事件で
フィギュアスケートのカロリーナ・コストナー選手がピンチに見舞われています。
事の発端は、2012年7月。
ロンドン五輪の直前でした。
カロリーナ・コストナー選手の婚約者で、
競歩のイタリア代表に選考されていた
アレックス・シュヴァーツァー選手のドーピング違反が発覚。
当初、シュヴァーツァーは、高熱を理由に競歩20kmを棄権していました。
その直後に違反が発覚し、イタリアオリンピック委員会が、
チームからシュヴァーツァーを追放するに至っていました。
インタビューを受けるコストナー選手
当時、会見などで、シュヴァーツァーは、
コストナー選手は一切ドーピングについて知らなかった
と断言していた上、
これまでは、主に捜査対象が違反した張本人のシュヴァーツァーであったため、
コストナー選手まで、追及が行われることはありませんでした。
ところが、ここ数日、
シュヴァーツァーの
ドーピング行為の隠ぺいや幇助をした疑いのある関係者へと
捜査網が広がっていました。
これを受けて、
コストナー選手も、アンチ・ドーピング検察局
から、
9月18日13時(現地時間)に出頭するよう要請があったようです。
イタリアのスポーツ紙『
ガッゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、
もし、コストナー選手が有罪となった場合、
アイスショーを含め、3年半の活動停止が命じられる見込みとのことです。
『ガッゼッタ』紙によれば、
コストナー選手は、次の2点について説明を求められ、潔白を証明しなければならないようです。
・シュヴァーツァーが就寝の際に使用していた機器について
・シュヴァーツァーにドーピングを行っていたミケーレ・フェラーリ医師との関係について
また、『ガッゼッタ』紙は、ある情報筋を元に、
2012年7月29日(ドーピング違反発覚の前日)、
コストナー選手が活動の拠点とするオーベルストドルフの自宅へ
アンチ・ドーピングの検査員が訪れた際、
「シュヴァーツァーはラチーネス(イタリア)にいる」と、
コストナー選手が嘘を伝えたのではないかと伝えています。
なお、コストナー選手は、出頭要請に対し、
9月20日、21日にヴェローナのアレーナで行われるアイスショー「オペラ・オン・アイス」の準備を理由に、
延期を求めているとのことです。
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