イタリア名優息子がローマの美化を訴え
『苦い米』や『戦争と平和』などで知られるイタリアの名優ヴィットリオ・ガスマンの息子、
アレッサンドロ・ガスマンがローマの美化運動をツイッターで呼びかけています。
アレッサンドロは、父ヴィットリオと
その3番目の妻であるフランス人女優ジュリエット・メニエルの息子で、
自身も、イタリアでは超人気俳優。
路上のゴミ、落書き、凸凹の道路、ボロボロの外壁…
荒廃していくローマ市の様子が近頃話題となり、
ツイッターをはじめ、ネット上で、数多く写真が公開されていました。
先週になり、ついに、アメリカの『ニューヨークタイムズ』にまで取り上げられ、
「ローマの衰退」などと酷評される事態に。
荒廃するローマの様子(『ラレプブリカ』紙 スライドショー)
ローマの美化運動『ローマ・ソノ・イオ』
そんな中、生まれ故郷ローマの荒廃を憂うアレッサンドロ・ガスマンは立ち上がり、
自身の知名度を利用して、ツイッター上(@gassmangassmann)で
ローマの美化運動、
『ローマ・ソノ・イオ #Romasonoio』を呼びかけました。
「ローマ市民こそ、 『ローマ・ソノ・イオ(ローマは私)』と書かれたTシャツを着て、 ホウキに塵取り、ごみ袋を手に、自分たちの街を掃除するべきなんだ。 ローマは自分たちの物なんだから。 9月からは私も参加する。 きれいになった街を見たいね。 これをみんなで広めてくれ。 君たちも始めてくれよ。 文句はやめて、立ち上がろう!」ガスマンのツイートはわずか数時間で広まり、大きな反響を呼んでいます。
『
コリエレデラセーラ』によれば、ローマのマリーノ市長も高評価。
「アレッサンドロ・ガスマンの呼びかけを評価する。 市民や企業団体、みんなの貢献が大切。 みんなでローマを愛し、リスペクトするべき。」とコメントしています。
ただ、「そんなことより政治家を変えるべき」とか
「綺麗にしただけでは変わらない」などといった声も。
しかし、大方のの意見は、ガスマンの呼びかけに賛成のようです。
↓アレッサンドロ・ガスマンの出演作品
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