カロリーナ・コストナー ドーピング問題で停止処分の判決元恋人のアレックス・シュヴァーツァーのドーピング問題に絡んで、
裁判中のカロリーナ・コストナー選手でしたが、
イタリア時間の2015年1月16日、
イタリアアンチドーピング裁判所が判決を下しました。
コストナー選手は、有罪、
1年4カ月の停止処分を受けることに決まりました。
さらに、裁判費用も、コストナー選手の負担となるとのことです。
コストナー選手が責任を問われたのは、
アンチドーピング規程の2.9条の幇助に関してです。
2012年7月30日、自宅を訪れたドーピング検査員から、
当時の恋人のアレックス・シュヴァーツァーを匿ったとみられています。
また、イタリアオリンピック委員会が禁止するミケーレ・フェラーリ医師の下へ
シュヴァーツァーが通っていたことを通報を怠ったとの訴えについては、
責任の所在は問われませんでした。
停止処分は、判決の当日、2015年1月16日から起算され、
国際スケート連盟、および、イタリアスケート連盟の主催する場でのあらゆる活動が禁止となります。
この影響で、コストナー選手は、
ヨーロッパ選手権、2016年世界選手権への出場が不可能になります。
一方、過去に獲得したメダルについては、はく奪はしないとのことです。
コストナー選手側は、スイス、ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所へ控訴する見通しだそうです。
『ガッゼッタ・デロ・スポルト』によれば、
その後、コストナー選手は、広報を通じ、自身の見解を発表しています。
「たとえ1日の停止処分でも、受け入れられませんでした。
通報を怠ったとの訴えには、裁判所は私の無実を認めてくれました。
私がドーピングに関わっていないことを裁判官は理解してくれたと思います。
しかし、これだけでは足りません。
健康に害を及ぼし、スポーツ精神に反するアンフェアで不正な手段であるドーピングからは、
自分がどれだけ、遠い存在かを知っています。
単に傷ついただけではなく、
自分の名前が何らかの形で、ドーピングに結びついてしまったことは、
本当に遺憾に思います。
アスリートとして、人として、
私が感じている失望、屈辱、悲しみを言葉で表すことはできません。
一方で、私を支えてくれている人々、特にイタリアスケート連盟とアンドレア・ジョス会長に
感謝の気持ちを伝えたいと思います。
私が必要としていた精神面での支えとなって、
これから戦っていく上での力になるでしょう。
信じてくれる人がたくさんいることは、私の心の支えです。」現在、コストナー選手は、2015年1月23日(金)~1月25日(日)に開催される
かながわフィギュアスケート・フェスティバル 2015のため、
弁護人らとともに来日中です。
コストナー選手を信じている日本のファンの力がコストナー選手へ届きますように。
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