カロリーナ・コストナー選手がドーピング違反の聴取を受ける
フィギュアスケートのカロリーナ・コストナー選手が
元恋人のアレックス・シュヴァーツァー氏のドーピング違反について、
幇助および隠ぺいの疑いが向けられていた件で、
9月26日、ローマのアンチ・ドーピング検察局で聴取が行われたようです。
当初は、現地時間9月18日13時に出頭するよう要請があったようですが、
週末にアイスショーを控えていたため、26日に延期されていました。
『ガッゼッタ・デロ・スポルト』紙によれば、
聴取には、コストナー選手の弁護士であるフォンターナ氏およびディ・ジローラモ氏も出席し、
尋問は約4時間続いたそうです。
コストナー選手は、聴取の行われたオリンピック・スタジアムから去る際、
マスコミのインタビューには一言も答えなかったとのことですが、
コストナー選手のフォンターナ弁護士によれば、
検事らが用意していた70の質問にすべて答えたとのことです。
2012年7月30日の午前、コストナー選手の練習拠点であるオーベルストドルフを、
アンチドーピング検査員が訪れた際、
シュヴァーツァーがコストナー選手に自分はいないと言うように伝えていたとされる問題は、
「彼の連絡先は別だと聞いていたので、 検査員にはそこにいないと伝えるよう彼女に頼んだようだ。 コストナー選手はプライバシーの問題だと解釈していた。」とフォンターナ氏は説明しています。
「検査員が去ってからおよそ1時間後、 カロリーナは、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)の検査員の元へ行き、 シュヴァーツァーに電話をすると、 ”あなたが話してくれる?ラチーネス(シュヴァーツァーの連絡先)にいるってあなたから言って。” と言ったが、違反性は全くない。 なぜなら、(午後ラチーネスに)彼はいたし、 検査を受けて、結果もクロだった。 これが我々の見解だ。」『ガッゼッタ』紙の説明によれば、検察側の見解は、
コストナー選手が検査員の元へ向かったのは、
自宅前に車が2台止まっていたため、検査員がまだいることに気付いたからだとしています。
そこで、
コストナー選手の自宅に隠れているシュヴァーツァーに電話をかけ、ラチーネスにいるかのように隠ぺいを図ったと疑われているようです。
シュヴァーツァーにドーピングを行っていたミケーレ・フェラーリ医師については、
「医師であることすらカロリーナは知らなかった。 トレーナーだと思っていたようだ。」とフォンターナ氏は説明しています。
果たして、裁判官はこれをどう捉えるのでしょうか。
コストナー選手の進退はどうなるのか、心配ですね。
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