ローマダービー、サポーター同士の前哨戦は怖ろしいローマとラツィオサポーターの衝突の様子ローマダービー、ローマxラツィオ戦が4月8日に行われました。
ローマダービーと言えば、ローマっ子たちが、最も熱くなる試合。
今季は、
どちらのチームもヨーロッパリーグ出場圏かけて争う最中のため、
サポーター同士の前哨戦も激しかったようです。
試合開始は20:45分でしたが、
すでに
18時ごろから両チームのサポーターがスタジアム周辺で衝突。
『コリエレ・デラ・セーラ』によると、
8人の負傷者が出たそうで、
負傷者は全員、刃物で刺さされていたものの、軽症で済んだとのこと。
これに絡み、
ウルトラス4名が逮捕されたそうです。
前科のある24~27歳のローマ出身の若者で、
そのうちの2人は、スタジアムへの入場禁止措置が最近解けたばかりだったそうです。
今回の逮捕で、4人とも、
今後5年間、スタジアムへの入場禁止になるそうです。
試合前の事故防止のため、
ローマ県警がスタジアム周辺を調べたところ、
入念に隠されていた危険物、約30個を発見、押収したそうです。
押収した危険物には、
刃物、ドライバー、つるはしの柄、棒、斧が含まれていたとのこと。
この騒動に、スタジアム周辺の住民は困惑しているようです。
通勤通学で込み合う月曜日、
しかも、ストライキで、ローマの交通機関が20時から24時までストップする日に
ローマダービーという重要な試合を行ったことに疑問を持っているようです。
フラミニオ地区やオリンピック・スタジアム周辺地区では、
サポーターの衝突を恐れ、店の多くが営業時間を短縮し、早めに閉店したとのこと。
発煙筒の鋭い臭いのする中、人々は足早に帰宅していったそうです。
ローマサポーターと、ラツィオサポーターの”追いかけっこ”は、
渋滞で並ぶ車の列でも起こったそうで、
通行人や、車で走行中のドライバーらの不安をあおったようです。
被害のまとめ・18時ごろ、ローマのサポーター2人が”ラツィオの縄張り”に車を止めたため、ミルヴィオ橋付近で刺される。
・ミルヴィオ橋付近では、ラツィオサポーターが集まり、警察やカラビニエリの隊列にガラス瓶を投げつける。
・複数のごみ収集ボックスが倒される。
・大量の爆竹が投げつけられ、救急車1台もその標的に。救急隊員らは車外へ避難。
・バンダナで顔を隠すか、フードで頭を隠したウルトラスが行進する。
・試合開始の直前には、ドゥーカ・ダオスタ橋で、ウルトラスがガラス瓶を投げ始める。機動隊は、催涙弾で応戦。
・ドゥーカ・ダオスタ橋付近で、ラツィオのサポーター1人が臀部を刺される。
・中央分離帯の花壇で出火。原因は発煙筒か爆竹。
・ローマのサポーターのグループがラツィオ側の入場口を突破しようとするが、機動隊に制止される。
・試合前には、計4人のサポーターが刺されるが全員軽症。
そのうち2人はその場で治療を受けたものの病院への搬送を拒否。
・試合終了後、競技場近くでウルトラスに囲まれていた男性を助けようとした別の男性が足を刺される。
・警察は、ウルトラスとの衝突で、斧2本、ジャックナイフ8本、つるはしの柄5本、発煙筒を押収。
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