いろいろ物議をかもしたフィオレンティーナxACミラン 4/94月9日に行われたフィオレンティーナxACミラン戦。
14分に、モントリーヴォのゴールでアウェーのACミランが先制し、
62分には、フラミニのゴールで2点差にリードを広げていたものの、
66分、73分と、フィオレンティーナがPKを獲得し、
2-2の同点に持ち込んでいました。
この試合は、
タッリャヴェント主審の不可解な判定が多く、
試合の風向きを大きく左右したため、批判が相次ぎました。
イタリアの『ユーロスポーツ』による問題シーンのビデオ判定・7分のボアテングのゴール取消
アシストは、オフサイドの位置にいたバロテッリから。判定は正しい。
・トモヴィッチの退場
トモヴィッチが腕を広げ、エル・シャラウィを肘でつく。
主審は、プレーが意図的で暴力的だと判断したが、イエローで十分。
・ボアテングのアクイラーニに対するファール
主審はファールを見逃す。
・モントリーヴォのボルハ・バレロに対するファール
後ろからのファールで、モントリーヴォは2枚目のイエローに値した。
・フィオレンティーナ 1度目のPK
ノチェリーノがリアイッチを触るが、意図的には見えない。PKは大げさ。
・フィオレンティーナ 2度目のPK
デ・シッリョのファールは、クワドラドの膝に入っているため、主審の判断は正しい。
・ミラン PKが2回見逃される
1度目は、パスクワルがアバーテを倒したシーン。
2度目は、ロンカッリャが腕を広げ、ボールを止めたシーン。
イタリア各紙によると、前半39分、フィオレンティーナのトモヴィッチが退場した場面には、
観客席にいたACミランのアドリアーノ・ガリアーニ副会長が
フィオレンティーナのサポーターに小銭を投げつけられるという事件が発生。
ガリアーニ氏の近くにいた警備員に小銭があたり、目を負傷したそうです。
ちなみに、『コリエレ・デッロ・スポルト』紙によると、この警備員さんは、ミラネッロで”ランボー”と呼ばれる有名な方のようです。
また、
ガリアーニ氏は、サポーターの抗議に対し、拍手で答えたようで、
当然ながら、フィオレンティーナのサポーターは激怒。
そのうちの1人が、ガリアーニ氏のいるVIP席のフェンスを乗り越えようとしたそうです。
すると、同じVIP席で観戦していたフィレンツェの
マッテオ・レンツィ市長が立ち上がり、
サポーターをなだめ、侵入を止めさせたとのことです。
危険を察知したガリアーニ氏は、そのまま退場し、
後半は、ロッカールームで観戦したそうです。
この件に関し、フィオレンティーナの広報責任者ジャンフランコ・テオティーノ氏が、
ACミランとガリアーニ氏に対し、謝罪のコメントを発表しましたが、
同時に、
テオティーノ氏はガリアーニ氏の態度を批判。
「ガリアーニ氏は、興奮したサポーターをなだめようとはしなかった。
それどころか、
子供相手に言い争いをしていたようだ。」
これに対し、ミラン側は、「事実とは異なる」とコメントしているほか、
なぜか、カターニアのアントニーノ・プルヴィレンティ会長も加勢。
「昨日の出来事の中で最悪だったのは、
フィレンツェで、VIP席にいたガリアーニ氏が攻撃を受けたこと。
皆が考えさせられる出来事だった。
VIP席でそんな敵意を向けられるなんて普通じゃない。 本当だったら、それなりに、きちんとした人がいるべき所。
特に、クラブが相手チームの幹部の安全を確保しなければならない。
フィレンツェでは、それが行われなかったみたいだね。
もちろん、良い事ではない。
ガリアーニが子供と喧嘩していたって?
私は信じない。むちゃくちゃだよ。
アドリアーノは、すごく真面目な人だし、そんなこと夢でも思わないだろう。
馬鹿げている。」
関連記事[サラテ代理人がラツィオ幹部を痛烈批判 内部事情を暴露] [来夏、インテルが売却するのは誰] [カッサーノ家のイースターエッグ]