ボアテングが人種差別裁判で証言


1月に行われた親善試合プロ・パトリア対ＡＣミラン戦で起こった人種差別的なチャントに対する裁判が3月20日に開かれ、

証人として、ＡＣミランのケヴィン・プリンス・ボアテング、マッシミリアーノ・アッレグリ監督、ダニエレ・ボネーラが出席しました。

イタリアの『ラ・レプッブリカ』紙によると、

ボアテングは、

「僕がボールを触るたびに、”ブー”と動物の声のようなチャントが聞こえてきた。

　僕の肌の色を侮辱していたのだと思う。

　ドイツでも同じことがあったから、

　明らかに、人種差別的チャントだったと僕は思う。」

と証言。


　

続いて、アッレグリ監督も、

「選手たちは困惑していたし、悲しんでいた。

　ボアテングは、数日間落ち込んでいた。

　これは重大なエピソードで、起こってはならないことだ。

　試合を中断したことは、正しい判断だった。」

と証言しています。

試合で主将を務めていたボネーラも、

「ケヴィンは、ボールを触るたびに侮辱されていた。

　黒人選手たちは悲しんでいた。

　チャントは猿の声を思い起こさせるようなものだった。

　僕も馬鹿ではないから、ただの嘲笑と人種差別的なチャントの区別は分かるつもりだ。」
　
と発言したそうです。


　

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