アル・ナスル森本選手の恩師ゼンガ監督が語る ザッケローニとの意外な接点昨年12月29日にドバイで開かれたグローブ・サッカーのイベントに、
アル・ナスルの
ヴァルテル・ゼンガ監督が
アルベルト・ザッケローニ監督やファビオ・カペッロ監督とともに、
イタリア人監督として参加していました。
以下は、『Tutto mercato web』に載せられたグローブ・サッカーでのインタビューの内容です。
・サッカー選手という職業について「神が私にサッカー選手としての才能を与えてくれた。
だから、私の職業も、その方向になったんだ。
サッカー選手の仕事は、努力と情熱なんだ。
選手のうちは、不死身に感じるんだよ。
銀の食器に乗せられているようで、何か問題があっても他の人たちが解決してくれるんだ。
だけど、選手生活が終わるとそうはいかない。
それでも、偉大なスター選手たちは、空いた時間をうまく活用することができる。」
・ザッケローニ監督とのつながり 「カペッロやザッケローニとともに、ここにいられることは、本当に名誉だよ。
アルベルトがインテルの監督だったころ、よく私の家の近くのレストランに来ていたんだ。 私は、いつも彼に山ほど質問していたよ。
ここにいることは、ある意味、さらに勉強するために学校に来たような感じだよ。」
ザッケローニ監督とゼンガ監督は、意外な接点があったんですね。このイベントで再開した際に、森本選手の名前が挙がり、森本選手のアル・ナスル移籍につながったのでしょうか。
・アル・ナスルの監督として 「私のチームに何を伝えたか?
情熱と規律だよ。
最初、ここで始めたころ、アル・ナスルは守備的だと言われていたけど、
リーグでは、2位まで上がったんだ。
重要なのは、チームが監督のことを信じること。
監督は、チームに何かを
押し付けるのではなく、提案するんだ。
自分の頭の中にあることを押し付けるなんて考えてはいけない。
まったく違うたくさんの要素を計算しなければならないんだ。
だいたい、たくさんの人と比較する監督は、難しい状況にぶつかることがある。
常に対策を用意して、問題を解決できないという印象を与えないようにしないといけない。
ここでは、聞く、ということを学んだよ。
チームでは、英語でコミュニケーションをとっているが、英語は私の母語ではない。
だから、人の振る舞いを観察することを学んでいる。
それに、監督という基準点を示さなくてはいけない。
イタリアを離れたのは、プレッシャーが大きすぎたからか?
そんなことは全くない。
私はイタリア人だし、母国を愛している。
たとえば、アル・ナスルには、ファンがたくさんいて、サポーターはいつもチームのことを見ているから、
プレッシャーはかなり大きい。
これは、どこでもあることだよ。
私がやってきたとき、このチームは7,8位の間を浮き沈みしていたんだ。
チームに優勝させたいけど、1つ1つ階段を登らないとね。
常に、どこからスタートして、どこにたどり着きたいか、頭に置いておかないといけないよ。」
森本選手は、恩師のゼンガ監督、元同僚のマスカラ選手とともに、今度こそ爆発して、日本代表に復帰してほしいですね。
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