イタリア代表がW杯予選マルタ戦に向けて、被災地のエミリア地方で練習 5月に発生した
エミリア・ロマーニャ地震で、大きな被害を受けたイタリア北部のエミリア地方。
震源地付近の
メドッラでは、サッカー、イタリア代表がワールドカップ・ヨーロッパ地区予選に向けて練習を行ったそうです。
以下
コッリエレ・デッロ・スポルトより。
9月9日17時、メドッラの競技場に現れたイタリア代表は、
練習を見に駆けつけた数千人のファンの出迎えを受けた。
イタリア代表の
プランデッリ監督は、
「とても感動している。
子供たちには、こういう1日が必要だった。
ほんの少しのことで、子供たちを幸せにできることがある。」
と語っている。
この練習のために、収容人数500人のメドッラの市立競技場には、
仮設のベンチが設けられ、4倍の2200人の収容を可能にしたとのこと。
この内、被災地の学校に通う子供たちの招待席は、500席。
残りは、1000席をモデナ県のスポーツ評議会が、
500席をメドッラ市長が配布。
アッズーリの練習は、約1時間ほど続き、ゴールのたびに拍手が沸いたと言う。
練習後は、プランデッリ監督や選手たちが、
約2000人いた観客にサインをするなどして、ファンサービスを行った。
GKジジ・ブッフォンは、
「
ここの人々は、泣き続けるだけの理由がある。 それなのに、希望を持ち、笑顔で前に進もうとしている。 復興のための力を持っていた。
イタリア国民全員の模範だと思う。」
とコメント。
ちなみに、
明日11日のW杯ヨーロッパ地区予選のイタリアxマルタは、
被災地支援を兼ねて、
モデナで開催される予定だそうです。
練習さえ非公開になるようなワールドカップ予選で、こんな心遣いができるなんて、
イタリア代表、凄いです。
ただ、
ユーロ2012のときのTV企画で、被災地の少年たちと会話をした、
キエッリーニやバルザレッティが今回の代表メンバーにいなかったのは残念。
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