凄い日本 王者イタリアに互角 ロンドン五輪フェンシング決勝 イタリア選手のコメントと裏話フェンシングフルーレ団体決勝、日本代表は、強豪イタリアにほぼ互角の勝負。
第9試合で、一気に突き放され敗れるも、
銀メダル獲得。
おめでとうございます。
試合前は、「イタリア楽勝」が予想されていただけに、
接戦は、素晴らしいサプライズでした。
イタリア、
ジョルジョ・アヴォーラ選手のコメント
「日本選手から、これほど激しい抵抗があるとは予想していなかった。
ほとんど動かず、スペースを与えてくれなかった。」
ヴァレリオ・アスプロモンテ選手のコメント
↑トーレス風の金髪イケメン、ライコネンにも似てるかも
http://www.tuttosport.com/olimpiadi/scherma/2012/07/31-203655/Fioretto,+Aspromonte+fuori+ai+quarti「非常に満足している。今日は、仲間がうまくやってくれた。
日本チームがこれほど粘り強いとは予想していなかった。
終盤に突き放すまでは、常に僅差に詰められ、苦しめられた。」
アンドレア・バルディーニ選手のコメント
「ものすごく興奮している。とても嬉しい。ずっと前から目指していた目標だったから、(達成できて)素晴らしい。」
アンドレア・カッサラ選手のコメント
↑カッサーラと表記されていましたが、最後のAにアクセントがあるので、発音はむしろ、カッサラーが近い。
「最後の攻撃は見ていなかったんだ。
失敗しないか心配だったからじゃなく、今朝からずっと、見ないことが験担ぎのおまじないだったんだ。」
さらに、カッサラ選手は、試合後に、トキソプラズマ症を発症していたことを告白。
そのため、医者の助言にしたがい、五輪前の合宿には不参加、練習さえも行うことができなかったという。
↑今大会、いまいち精彩を欠いているように見えた裏には、そういった理由があったんですね。
http://www.repubblica.it/speciali/olimpiadi/londra2012/2012/08/05/foto イタリアフェンシング代表アスプロモンテ、バルディーニ、カッサラ、アヴォーラ
第8試合までは互角の闘い第8試合までは、イタリア選手のコメントからも分かるように、一進一退の攻防。
ここで、日本は流れを引き寄せるべく賭けに。
世界ランク1位のカッサラ選手相手に、補欠の淡路選手を投入。
→これは衝撃
銀の淡路選手…ユニホームなく選手村も入れない(読売新聞)
日本フェンシング協会によると、団体は基本的に3人が出場するため、JOCから3人が代表として認められた。ケガなどに備えて4人目の選手登録も認められているが、JOCは負担せず、同協会が渡航費を負担して淡路を派遣した。選手団ユニホームは支給されず、選手村にも入ることも出来ないため、近くに部屋を借りているという。
長身で左利きのカッサラ選手を、同じく左利きの淡路選手が素早い動きで撹乱。
得点後のパフォーマンスでも、カッサラ選手を動揺させ、日本チームによい雰囲気をもたらしていたのだが、
雄たけびをあげるために、マスクを外したところ、
即、イエローカードが。
試合終盤に、別の反則?で、レッドカード(2枚目イエロー)をもらったところから、
完全に流れがイタリアに行ってしまった。
第9試合は、大田選手xバルディーニ選手。
序盤から、バルディーニ選手が、審判、ビデオ判定をうまく利用しながら得点を重ね、
日本を突き放し、試合は、39-45で終了。
イタリアは、前日のサーベル団体の3位決定戦でも、
ビデオ判定をうまく利用しながら、点差を広げ、銅を獲得していたので、
チームの戦略なのかな。
ただ、監督(コーチ?)が執拗に抗議をしたり、控え選手がボックスから飛び出して、
レッドカードをもらう場面もあったけれど。
↑日本のウクライナ人コーチも熱くてなかなかよかった。
カッサラ選手とバルディーニ選手の確執?薬物を盛った2008年北京五輪では、当時、ワールドカップで優勝し、イタリア代表有力候補だったバルディーニ選手がドーピングにより、選考から外れていた。
その代わりにイタリア代表となり、銅メダルを獲得したのがカッサラ選手だった。
そのため、バルディーニ選手は、ドーピング失格は、カッサラ選手が仕組んだものだと、公に非難していた。
事件が起こったのは、キエフでのヨーロッパ選手権。
大会後のドーピング検査で、禁止薬物が検出されたバルディーニ選手。
禁止薬物を服用したことは一度もないとし、
「調べてみたが、その薬物は、簡単に手に入り、無色、無臭で、たった4時間しか反応が現れない。だから、大会中に、何かの手違いで飲んでしまったに違いない。」
とコメント。
そして、矛先を、自分の代わりに代表入りしたカッサラ選手に向けていた。
↑大会中にカッサラ選手がバルディーニ選手の飲み物に薬物を入れたものと疑っていたようだ。
ロンドン五輪では、そのカッサラ選手とチームを組み、団体で金。
マスコミに、カッサラ選手との関係を聞かれると、
「ただの同僚だけでなく、友達でもあるんだ。」
と答えたバルディーニ選手。
カッサラ選手の疑いは晴れたのだろうか。
イタリア人イケメンフェンシング選手 ロンドン・オリンピック
http://www.gazzetta.it/Olimpiadi/05-08-2012/fioretto-azzurro-avanti-1430-semifinale-912131834286.shtml
http://www.corrieredellosport.it/olimpiadi/2012/08/05-257256/Italia%2C+%C3%A8+medaglia+d%27oro+nel+fioretto+maschile
http://www.repubblica.it/speciali/olimpiadi/londra2012/2012/08/05/foto/olimpiadi_italia_d_oro_nel_fioretto_maschile_a_squadre-40428955/1/?ref=HREA-1#1
http://www.repubblica.it/2008/08/olimpiadi/servizi/pechino-2008-2/pechino-doping/pechino-doping.html関連記事[イタリア人美人柔道家 ロンドンオリンピック][森本選手の元同僚モルガネッラが五輪から追放] [柔道判定 イタリアでの報道 ロンドン五輪]